港区議会第１回定例会中の予算特別委員会では、高輪ゲートウェイ駅周辺開発で発掘された「高輪築堤」
保存等に関して、国としての全面的な支援を積極的に行うことなどを求める意見書が取りまとめられました
１６日の定例会最終日に意見書は全会一致で議決され、１８日には港区議会議長が直接文科大臣などに提出
しました。
それに先立つ本年１月７日に、港区議会有志で高輪築堤を現地視察し、港区議会公明党も全議員で参加し、文化財の価値を確認していました
また、当該予算委員会では、共産党議員団が、港区の令和３年度予算案に対する修正案
を提出。
その質疑に、公明党議員団を代表して立たせていただきました
共産党議員団からの提案理由の説明
では、緊急性のある事業にしぼって修正案を提出した、とのことでしたが、毎年出している修正案のほぼ焼き直しといった内容
コロナ禍にもかかわらず、それらの対策や支援策については、修正案には独自のものはほぼ提案されておらず、コロナ禍を乗り切ろうという本気度が全く感じられず
しかも、共産党は先立つ予算委員会の款別質疑において、港区の新事業である５Gの実証実験に対して電磁波
の悪影響を、学校給食のパン
に対して輸入小麦の残留農薬を理由に、散々語気を強めて反対しておきながら、自らの修正案には一切反映しておらず
言っていることとやっていることがちぐはぐで、全てパフォーマンスにすぎない、と断じ、修正案に対して、否決の態度表明をしました
続けて、港区の令和３年度予算案に対しては、コロナ禍の対策に対する積極的な財政出動を評価し、公明党議員団として、賛成を態度表明。
定例会最終日１６日に港区の予算案は議決され、新型コロナウイルス感染症対策を中心に、区民生活に直結した施策の予算として一般会計は1624億1000万円となり、３つの特別会計を合わせた全体で2083億9175万円に。
一般会計の規模としては、過去２番目の大きさとなり、約７４億円の税収減を見越して、財政調整基金などを取り崩して充てています
それでも、本日の報道では、区民1人あたり換算で、23区のうち2位の財政調整基金の残高となっています
今定例会の港区議会公明党の代表質問では、港区はリーマン・ショックに伴う景気後退時において、3年連続で税収減となり、最大で対前年度比72億円、約12パーセントにおよぶ大幅な収入減を経験しているため、将来に禍根を残さない持続可能な財政運営を訴えていました
ともかく引き続き、税収の動向等見据えながら、積極的なコロナ対策を提案してまいります