初代リーフから、電気自動車(EV)乗車歴9年でしたが、家族の評判今一つで、いわゆるマイルドハイブリッド(HV)軽自動車に乗換え
マイルドハイブリッドは、通常のハイブリッド車よりもモーターが小さいので、モーターだけでの走行はできません
走り出し時にのみモーターを使用したり、日産の場合は、「S-HYBRID(スマートシンプルハイブリッド)」と呼び、減速時に運動エネルギーの一部を電気エネルギーに変換して回収する「エネルギー回生」モーターを使用し、燃費の向上を図るシステムを搭載しています
こちらは、これまで愛用してきた、2代目リーフで、航続距離は、購入当初はフル充電で200km程度、4年経って140~150kmくらいまでに電池が消耗しましたが、八王子や横浜までの往復程度なら問題なく
EVは、巨大な蓄電池を搭載しているため、車両購入費が高くなることが一番の問題として挙げられることが多いです。
確かに、350万円~という価格は、同等のスペックの乗用車と比較するとかなり割高です。
もっとも、国や都など自治体からの購入費用があり、最終的には200万円前後で収まるケースが多いと思います
東京都も、令和3年度予算案の中で、現在の30万円のEV購入費用に、最大30万円上乗せし、60万円の補助金を出す予定としています
こうした補助金がEV購入の動機になることは間違いありませんが、課題はそれだけではありません。
私が9年間で最も困ったことは、充電設備の使用状況が現地に行かないとわからず、充電に要する時間が読めなかったことです。
9割程度充電するのに、急速充電設備を利用すれば、約30分程度でできるのですが、もし直前に別の人が充電を開始してしまっていると、原則その人が充電を終えるまで待つほかなく、30分の予定が1時間以上かかることも
アプリで、充電設備を使用しているか否か、確認できるものもありますが、アプリを入れている者同士しかわからないのは残念です~
また、9年前よりは現在は格段に良くなっているものの、全国的にまだまだ充電設備が不足しており、当てにしていた旅行先での唯一の充電設備が故障していた時など、かなり焦る場面も
こうした場面が続くことで、家族からは電気自動車に対する不満は大変に強かったです~
また、EVに用いる電気の電源構成が、現時点では化石燃料が大きく占めているため、結果的にCO2排出ゼロとはなっていないのも残念な点です。
もっとも、今後再生可能エネルギーの構成比が上がれば、CO2排出削減効果は大変期待できます
東京都は、2030年までに新車のガソリン車を廃止するとしています
ただし、このガソリン車にはHVは含まれていないため、今回のようなCO2削減効果の緩いHVでもOKとなります
HVが現実的と擁護する人もいますが、理想をいえば、EVないし水素を用いる燃料電池車(FCV)のみを販売可とすることが、2050年のCO2実質ゼロ実現のために望ましいと思います
なお、東京五輪延期につき、軽自動車の五輪仕様の白ナンバーは、本年9月末まで申請可能となっています
軽自動車の黄色ナンバーがどうしても嫌と感じる方、東京五輪を応援したい方で、軽自動車への乗り換えを考えている方はお早めに
ともかく、2050年のCO2排出量実質ゼロを目指して、電気自動車の課題解決などに引き続き全力で取り組んでまいります