本日、札幌教区のカテドラル（司教座聖堂）であるカトリック北1条教会で、菊地功司教様司式で聖香油ミサが行われました。
聖香油ミサは、聖木曜日の午前中に行われますが、札幌教区は北海道全域という広範囲なため司牧的配慮により、本日聖水曜日の午前中に執り行われました。
聖香油ミサの中では、３つの油（洗礼や堅信、叙階の秘跡のための聖香油・洗礼志願のための油・病者の油）が祝福されます。
また、司祭の約束の更新があり、全ての司祭のために祈るミサでもあります。
司祭は、叙階のされた日のことを思い起こし、司教の招きによって決意を新たにします。
※叙階
カトリック教会の秘跡の１つで、助祭・司祭・司教の聖職位を授けること。神の民への奉仕のために、キリストの名において、キリストの権威によって、聖なる権能を行使できるようにすることです。
第一朗読は、先日、朗読奉仕者に選任された佐藤謙一神学生、第二朗読は、信徒により朗読され、菊池司教様のお説教をいただきました。
菊地司教様は、お説教の中で、先日就任された教皇フランシスコのお話をされ、東日本大震災について触れられました。
今までの支援は目に見える形で進んできましたが、これから先の長期間に渡って共に歩み、寄り添い、一緒に新たな絆を生み出していくと言う姿勢で被災された方々と歩んでいきたいとお話されました。札幌教区が請け負っている宮古市ボランティアに活動についても参加を呼び掛けられました。
また昨年、名誉教皇ベネディクト16世が開催された信仰年について、私たちは何を信じているのか、どうして信じているのか、どのように生きていくのか問いかけられ、個人への問いかけと同時に、共同体の信仰であることを思い起こすときに共同体全体への問いかけであるとお話しされました。
ひとりひとりが改めてこの問いかけについて、思い考えることが必要だと感じました。
そして、主キリストによって司祭に与えられた使命は司祭を支える共同体の祈りの力がなければ成し遂げられることはできない、司祭が主キリストから与えられた使命に忠実に日々の生活の中で、それを見失うことなく生涯を通じてその使命に生き抜くことができるようにお祈りしてくださいと話されました。
【油の祝福の様子】
聖堂いっぱいの信徒と、30名近い司祭が集まり心を1つに合わせ祈りました。
明日は、聖木曜日・主の晩餐のミサが行われます。
円山教会では、17時よりミサがあります。
どなたでもどうぞお越しください。
円山教会HPはこちら
http://www.maruyama-catholic-church.jp/