芸予旅2008、第2回です
前作は自転車でしまなみ海道を渡り、四国へ上陸しましたが、今作はいつの間にか本州に戻りw、広島・安芸の宮島をご覧頂きます
ご存じ、日本三景にも数えられる宮島、世界遺産にも指定された別格の名所です
そんな宮島が一番美しい、紅葉の頃に行って参りました
広島市内の路面区間から宮島口へ行く電車に乗ると、西広島(己斐)以西は専用軌道になり、JRと広島電鉄が並行、時には競争(?)する光景が見られます(※勿論JRのほうが速いですがw)
僕はなぜ広電にしたのかというと、路面電車にゆっくり乗りたかったのもありますがw、広電と松大船の割引セット券にしたからです^
宮島口駅に着きました。国道2号を挟んで、JR駅と広電の駅が向かい合っています。そして、駅の目の前は瀬戸内海と港です
対岸の宮島まで、連絡船に乗りますが、この航路もJRの連絡船と、広電系列の松大汽船の2ルートがあります
JR船/松大船とも、運航時間中は10-20分間隔で頻発しており、宮島へのアクセスは大変便利です
案内板の↑"このつぎ・そのつぎ"がわかりやすい^
↑乗船開始、約15分程の短い船旅です
出航すると、↑ほぼ同時に出航したJR船と競争(?)です
対岸には、↑宮島の山並が迫ってきます
客室内は団体さんで、客室に入れない程大混雑
まぁ所要時間も短いので、外のデッキで景色を眺めながら船旅を楽しみました
客室のドアに貼ってあった↑"アサリ持込み禁止"
宮島は潮干狩りも出来るみたいです^
並走していたJR船のほうがちょっと速く着きました
宮島港に到着。同港ターミナルは、JR&松大汽船共同の建物です
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もみじシーズンという事で、港の前は↑凄い人出です
日本三景/国特別名勝/国特別史跡/そして世界遺産と、名所としてのタイトルを悉くほしいまま獲得している宮島
また、厳島神社は国宝指定、あらゆる名所タイトルをほしいままに得ている世界の観光地・宮島です^
同島は、『宮島』・『厳島』という2つの名を持ちますが、"どちらの名をどういう時に使うのか?問題"が、当の地元でも揺れがあるとの事で、なかなか難しいみたいです
正式には"厳島"との事で、なので神社名にもなっていると思われますが、自治体名としては戦前までは"厳島町"だったのを、戦後に"宮島町"へ改称。平成の大合併で対岸の廿日市市と合併して消滅、という経過を辿っています。
一般的には、観光地として指し示す時は"宮島"、厳島神社絡みの場合や、島全体を指す場合は"厳島"を使う場合が多いとも言われますが、これとて人によって違うので、確たるものではありません
なお、古来から島全体が神域とされます
神域だったゆえ、江戸期までは耕作が禁じられていたり、島内で葬儀や建墓も出来なかった(※対岸の本州側で行っていた)等、独自の掟があったそうです。
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↑おみやげ屋さん街を抜けると・
厳島神社の鳥居が見える海辺へ
シカが出迎えてくれます^
↑シカ談「今日は観光客多くてうるさいなぁ~、まぁもみじのシーズン終れば静かになるだろう、しばらく我慢するシカないか」w
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海に佇む、厳島神社の大鳥居。
世界遺産の風格、壮観です
厳島神社へ参拝します
海岸にせり出た社殿、そこを巡らした渡り廊下を歩きながら廻っていきます
社伝によれば、創建は593年(※推古天皇元年)という超古社です。
平清盛が中興した事でも知られます。
観光客は通常、船を降りたらこの厳島神社と港周辺を散策するだけですが、前述の通り宮島全体が神域とされているので、かつては一般人は訪島できない禁足地だったそうです
この日、晩秋という事で風は冷たかったんですが、空気も爽やかで快適な宮島のひと時でした
お~
鮮やかです。さすがは広島の代名詞です
しかし、狩らないのに"もみじ狩り"とは、これいかに
実際落ちるはずのないのに"アゴが落ちる"と言うのと同じでしょうかw
もみじを心の中へ狩って帰りました^
もみじに負けじと↑イチョウの葉も見事な萌黄色に色づいていました
↑のイチョウの左が、豊臣秀吉ゆかり・大願寺の千畳閣、右にチラッと見えるのが同寺の五重塔(※いずれも国重文)です。
大願寺(※真言宗)では、明治の神仏分離により厳島神社から移された弁財天像のほか、国重文の仏像数体を所蔵しています。
↑は千畳閣、秀吉によって建設が始まったが、秀吉死後造営はストップされ、現在建つのは未完成の姿との事。
宮島のもみじを満喫し、再び参道を通って港に戻ります
お土産屋さんの店先で一番目に入るのは、やはり"もみじ饅頭"^
宮島と言えば、しゃもじも有名。↑店頭に巨大しゃもじを置いている店も^
宮島から対岸の本土を見ると、↑時雨雲が山を包み込むように掛かり、冬の訪れを感じさせます
対岸の宮島口に戻ってきました
以上、世界遺産・安芸の宮島でございました
今作ここまでです!
次作、第3回は、編集の都合で順番逆になってしまいましたが、四国から本州へフェリーで戻った時の様子等をご覧頂きます。お楽しみに^
(※2021.10 2024.1 文一部修正)