今週は、週末に学校がない(=テスト勉強をしなくてもいい)ので仕事から帰宅した後もゆったりと過ごしています。

 

 

夕食後には、カナダ人夫とドラゴンボールZを一緒に見て、そのあとはYouTubeや少し勉強したり過ごしています。

 

 

私が、YouTubeで選ぶ動画は、大食い、資産運用、旅行、サイエンス関連が多いです。

 

 

そんな中、『Canadian Healthcare』というショート動画をたまたま目にしました↓

 

 

カナダの医療事情を皮肉っぽく、かつ的確に捉えているなあと感心しました。

 

 

生まれも育ちもトロントの夫へこの動画を見せたところ、中盤では笑っていましたが、動画が終わると真剣な顔をして、「Sadly, this is true.」と言っていました。

 

 

私はカナダに来てまだ約4年ですが、歳をとったらできれば日本で過ごしたいなあと考えています。

 

 

その理由のひとつは、医療です。

 

 

以前のブログで入院した経験をお話しました。

 


自身の入院経験や職場(クリニック)で患者さんたちの話を聞いていると、医療ケアが必要になる可能性が高い老後をトロントで過ごすことに、個人的に不安を感じているところです。

 

 

例えば、腰の痛みがとれずfamily doctorからMRIの指示を受けても、そこから数か月待ち(長い人は半年待機)などは珍しくない様子。

 

 

専門医に診てもらうまでに、半年~1年待ち。手術が必要と言われて、さらに半年~1年待ち。待っている間に症状が改善すればいいですが、悪化する場合もあります。

 

 

早めに対処できれば、症状の予後が変わる病態もあります。

 

 

私もまだ日本にいた頃にMRIを撮ったことがあります。整形外科のクリニックで診察を受けて、その翌週には、MRIを済ませることができました。

 

 

私が昨日話した患者さんは、交通事故にあってからトロント市内の救急へ行き、約10時間待っても順番が回ってこず、その救急にいたスタッフへ問い合わせたところ、「あと2時間で次の当番医が来るから、待って」と言われたそう。

 

 

「首と肩に強い痛みがあったけど、嫌気がさして家に帰ったよ。翌朝にヨレヨレしながらfamily doctorへ行ったよ。」

 

 

おそらく医療機関や医療スタッフによっても異なるのでしょうが。。。

 

 

 

日本の救急外来での待ち時間のデータを見つけることはできませんでしたが、済生会福岡総合病院が、『救急外来徒歩受診から入院まで3時間以上の割合』という調査をしていました(https://www.saiseikai-hp.chuo.fukuoka.jp/outline/data/qi/29.pdf

 

 

3時間以上の待ち時間は、全体の25〜30%だったそうです。

 

 

3時間を基準にしているということは、それ以上は“長い”と判断しているのかと推測します。

 

 

こちら↓は、救急でのトリアージまでの時間について

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsem/23/2/23_151/_pdf

 

 

私は、日本では10年ほど病院で勤務していました。

 

 

その経験もあってか、医療の仕組みや質をカナダ(トロント)のものと比べてしまいがちです。(自分で選んでカナダへ移住したので、文句は言えませんが、、、)

 

 

日本も、人口減少、労働人口減少が進んでいると言われていて、私が高齢となる頃の日本の医療ケアは、今のそれとは異なるかもしれません。

 

 

将来居住する土地に関係なく、なるべく病院に行かなくて済むように自己管理をしながら過ごしていきたいなぁと考えているところです。