丸山勉・用賀の洋画家 -4ページ目

初雪

この世田谷辺りでは、初雪。


仕事をしてたので気づかなかった。




雪の大きさは、そこそこあるが、積もる感じはない。
これから夜になるので、どうだろう?
今日は、午後から外出予定だったが、都合によりキャンセルした。

先方には申し訳なかったが、とにかく都心は雪にめっぽう弱いので、助かった。


仕事再開。



途中まで手を入れた作品を再開する。

感覚を戻すのに時間が掛かるが、完全には戻らないので、若干変更もある。

とりあえず、納品。

先月から取り掛かっていた仕事の第1弾が一区切り。




描き出しは、割と多くの枚数を手がけられるが、中盤以降は難しい。

また、クオリティーの面から考えると小品は数点づつ進める方が高めに安定する。

水は低きに流れ作品は高きに上がる。




2014 3F「ふくもの」
パネル キャンバス アクリル 金泥

よく描く江戸時代の古い招き猫と、昨年個展で行った岡山で見つけた小さな招き猫を配し描いた。日本の三大ふく物は、招き猫、ダルマ、富士だという。可愛すぎず、重すぎず、ささやかな存在感がある招き猫は、描いて面白味もある。




2014 8P「アラビアンナイト空飛ぶ魔法の絨毯」
パネル キャンバス アクリル 金泥

マイセンの非常に人気の高いアラビアンナイトの花器に大ぶりの薔薇を配した。普段はPサイズを描く事はあまりなく、よい機会となった。軽妙なタッチと美しい色彩で描かれた魔法の絨毯。猿と召使の黒人の少年が方位磁針で、海原を飛んでいる。王様の腕をとりながら楽しげな踊り子。コミカル、ファンタジー、そしてちょっとお色気もある。単に薔薇を描写するだけでなく物語性が作品に奥行きを与えてくれる感じがする。




2014 6F「アラビアンナイト千夜一夜」
パネル キャンバス アクリル 金泥

これも同じくアラビアンナイトの千夜一夜を語ってる一場面。時刻は夜なので、コバルトブルーの背景にした。単色の背景だが、マチエールを工夫し何度も塗り重ねた。強い色なので、背景に負けない様に薔薇にもしっかりと厚みをつけた。絵画は長い時間見るので、飽きの来ない作品が良い。僕の作品は見た目、程厚みは無い。余分な絵具をその都度ナイフで削り落とす為だ。しかし、幾らか残る絵の具の凹凸は、画面に微妙な影を落とす。この為に見る度に画面の印象が変化する。




2014 4F「アラビアンナイト沐浴する婦人」
パネル キャンバス アクリル 金泥

8Pの作品の薔薇を4F用に再構成した。画面が小さいので花瓶と図柄も変更した。沐浴する裸の婦人の傍らで、飲み物を持ち立っているアラブ服の執事。何かの物語の一場面だろうか。エロスは下品にならない限り、作品に愉しさを与えてくれる。あまり洋画では誰も手がけないので、少しやって行こうと思う。

ギャルメイク

先日、若い女性アーティストと電話で雑談をしている時、<作品のコンセプト>と<具体的なモチーフ>と<技法>の関係性になった。

僕は<自分自身>と<ファッション>と<メイク>の関係性に似ているのでは?と例えた。

ファッションとメイクのマッチングはとても大事だが、自分がいくら好きでも似合わなければ、しょうがない。

いろいろチャレンジして自分自身に似合うファッションで好みを探っていく方が良い結果が出るのではないか・・・というような話をした。


話をしてる中で、しかし、ギャルメイクは何にでも合う事に気づいた。



強烈な個性があれば、細かな事など関係ないという事だろう。


この年になると教えたがりになり、若い人に自分の考えを押し付けがちになる。

世間的には、個性を伸ばすために自主性を尊重しようという流れだと思うが、人に言われて引っ込むような個性では作家としては脆弱だろう。


リスクを引き受け我を押し通す事も若いうちは必要だ。

経験を積み、痛い思いを重ね自然と色々なものを吸収して行けば、強靭な個性として輝くのではないだろうか?