團菊祭

まず初めに、「團菊祭でこんなに空いていていいの?!」GW開けだから?

あ、びっくり。


伽羅先代萩

今回、初めて菊之助が「まま炊き」に挑戦。あの場面で心情を出すのは…難しい。所作も自然にやらないといけないし。

しかし、今回は御殿と床下のみ。この一幕でこの物語の張り詰めた空気感や格を出すのは難しいし、良さが出ないと思った。

團菊祭 なのだから通しでやった方が良かったのでは?


配役も菊之助お気に入りメンバーで何となく不発。


四千両小判梅葉

これ、こんなに深刻な話だっけ??

ずいぶんイメージが違う。

私の中ではクスッとしてしまう面白い要素の芝居だったのだけど…。

菊五郎がやるとそんなカンジだったような記憶が…。


序幕で味噌おでんが出て来た時が1番ウケた!

始まる前に筋書きを見ていて「味噌は乳熊にかぎるのう」ってかなりレトロの広告ページが有った。「何で?」って思ってたから。

味噌が付いたこんにゃくが出て来た瞬間に「これか!」と思ったら可笑しかった 。


牢獄の場面等を考えると、

この芝居もこれからの時代には不適切とされてしまいそうだ。

「すってん踊り」の場面は笑う所なんだろうけど、笑う所か観客席には重い空気が…。私は「笑ってあげようよ。役者が可哀想…。」と祈るような気持ちにさえなった。


これも消えていく演目かもしれないね。


團菊祭、以前のように三之助ががっぷり絡んで欲しい。

團十郎、菊之助、松緑。

3人の共演を切に望む。

そして、尾上右近、尾上松也、坂東巳之助この3人の使い方をもっと考えて下さいな。

菊五郎劇団なのだからね。


かぶり付き♪