「伊勢音頭恋寝刃」

今回は 通し狂言。

いつもはやらない幕が付く。でも、上演が少ないって事には何か原因が有る訳で…ハッキリ言うと無くてよい。 


上演するなら 改良すれば良いのにな、といつも思う。リメイクしてもっと面白く出来ないものか。


いつもの油屋からは俄然面白くなる。愛之助が出て来てからがパキッとして良い。

魁春の万野が意外に面白く、私の中では1番かも。派手な役作りはしていないのだけれど、唇の噛みしめ方とか実にイヤラシイ。万野の出方で貢役者は怒り易くなるとか有るんだろうな~と思った。


最後は散々人を殺しておいて「青江下坂はよく斬れるなぁ」、「お見事っ!」だもの、歌舞伎は傾いている! 


出来る事なら夏に観たいね。季節感が 合わない。



「喜撰」

松緑がこんなに楽しげに踊るのを初めて観た!

若いときから踊りは達者だけれども、最近の松緑はこちらの心に訴えかけてくる。

松緑、変わったよな。

それは内面から来るものと感じている。


観ている私まで浮かれて身体が動いてしまう。

外は土砂降りだったけれど、

喜撰で春を満喫。


若手、ちびっ子役者が後ろで真剣に松緑を見ているのが微笑ましい。



今日はど真ん中かぶり付き。
お母さん、かぶり付き専門だったね。

録画が入っていました。