今日が私の歌舞伎納め。


「猩々」

松緑、勘九郎の踊りの質が違うから楽しめた。どちらが上手い下手じゃなくてタイプが違う。体重移動の身体の運びとか見比べられて面白い。


「天守物語」

私の中では泉鏡花=玉三郎なのでやっぱり台詞回しとかに違和感を覚える。

しかし、玉三郎の真似をすればそれは「ただの真似」な訳で、七之助の世界観がもっと感じられる様になれば…。

ラストの富姫が言う「たった1つの恋だから」のニュアンスが全く違く聞こえた。

玉三郎ワールドは宇宙なんだな。。。

勘九郎の最後の台詞が余韻を作って素晴らしかった。今のこの争いの有る時代には心に響く。勘九郎、良いよな…。


しかし、玉三郎、楽しそうだ。

先日のテレビでの歌唱、今日の舞台。

楽しんでいるのが伝わってくるよ。

玉三郎なりの「セカンドライフ」!かな?

これからも、歌舞伎座にちょっとでもいいから出て欲しいな。