最近私は鬱気味だ。
何も楽しいと感じない。
歌舞伎座でスーパー歌舞伎と銘打っての興行なのだから、本来ならドキドキウキウキワクワクなはずなのに…。
今朝もギリギリまで家でウダウダしてタクシーで歌舞伎座へ。
正直、三国志は観たけどあまり記憶に残っていない。
幕開きの曲を聴いた途端、蘇った!
あの頃にタイムスリップしたみたいで、
早くも泣けた。
コロナ対応の為、制限が有るからどうしても「壮大さ」を出すのは難しい。
どうしても役の名前が覚えられないけど…
衣装の色でグループが分かるのが良いねってお母さんと話をしたのを思い出しながら、懐かしさがこみ上げてきた。
そして、最後に私の涙腺は崩壊した。
関羽の台詞は、晩年母が言ってた言葉だった。
「懸命に生きていたら、肉体は滅びても、魂は誰かの心の中で生きて、その人を突き動かす。お母さんもそうなれれば良いと思ってる」と。
お母さん、三国志に共感したのかな。
宙乗りの場面では、
泣きすぎて桃の花びらが涙でみんな顔にひっついた。
今日は母の誕生日。
生きていたら100歳。
今日のこの日に、この演目を観たのは、
お母さんが私の魂に生きているからなんだね。
素敵な舞台、ありがとう。
お母さん、ありがとう。
そして、100歳おめでとさん!