「アンチヒーロー」が最終回でした。


この日曜劇場の枠はよく観ていますが、今回は特に気に入って観ていました。


リーガル系が好きなこともありますが、ゴールデンのドラマがとかく正論で勧善懲悪に行きがちな昨今にあり、そもそも正義とは?正論とは?という線引きを明確にしないところがよかったです。


最終回は、長谷川博己さんと野村萬斎さんの対決は白熱し、法廷ドラマらしく白が突然黒に変わる展開(予想できたところもありますが)は面白かったし、それまでの伏線も結構丁寧に回収されていて、ドラマらしい快感がありました。


しかし結局、誰の何を正義と受け止めるかは観る人によって違うわけで、決して晴れやかな結末でもなく、司法に対する不信も残る、それがアンチヒーローというタイトルにした狙い通りなんでしょうね。


続編も期待してしまいますが、まあ難しいかな。