Newton3月号のもう一つの特集は「バイアス大図鑑」でした。


認知バイアスについては度々特集されていますが、最近世の中でも災害や企業の不祥事などで「正常性バイアス(これくらいなら大丈夫だろう)」が指摘されたり、先入観や思い込みを始めとするは様々なバイアスで判断が歪められることは一般的にも認識されてきています。


実際、仕事の場でも、無関係なことを関連付ける「錯誤相関」や、自分の考えることは他の人も同じように考えると思い込む「フォールス・コンセンサス」などは、見かけます。

それが悪いというより、そういう誤りがある事を知っておきたいですね。


特に気になるのは「認知的不協和」というもので、例えば「甘いものを食べたいけれどダイエットに良くない」という矛盾する考えが存在し、居心地が悪くなるような状態です。問題なのはこれを解消するために「正当化」してしまうことです。本人は嘘をついてるつもりはないので厄介です。


とにかくどんな立派な人間でも「ちゃんと判断できない場合がある」事を多くの人が知っておくことは大事ですよね。