自分のことを好きになれない、
自分を受け容れていくことが難しい、
と感じている人は結構多いです。
決してあなただけではないのです。
ほとんどの人は、幼少時に親から言われたことが原因になっています。
子供のころに何かをきっかけに、
「自分は愛されていないのかもしれない」と感じてしまい、
そのことで大きく傷ついた経験を現在までいまだに引きずってしまっているのです。
私は本当に愛されているのか?
どうすれば愛してもらえるのか?
いつも、そんなことが頭の中でかけめぐっていて、
不安で不安で仕方がないのです。
あなたの中の「傷ついたままの子ども」「インナーチャイルド」が、
自己受容を妨げているのです。
特に、未経験のこと、先が読めないこと(確証が持てないこと)に対しては、
自分でもあきれるほど心配になり、
不安に襲われて何も手につかなくなったりします。
幼い時に、小さな心で一生懸命考えた「いつものやり方(身の守り方)」が、
もはや通用しないことは嫌でも分かっているので、
無力な自分に自己嫌悪していくのです。
自分に自信がないので、
常に周りからどう思われるか、
失敗してはいけない、
いつも誰からも非難されないよう
完璧にしていないといけないといった気持ちが強く、
実感できる頑張りや目に見える成果で自分を支えていないと
心配で仕方なくなります。
自分の良いところ、
ときに人から褒められる部分、
自分でも頑張ったなと思えること、
そのどれもが自分のものとは思えないのです。
自分を受け容れることができない人は、
「自分はダメ」という前提(思い込み・信念)があるので、
たとえ思いのほかうまくできたとしても、
たまたま何とかなっただけで自分の力によるものではないと思います。
周囲に認められることを言われたとしても、
本心で褒めているわけではないと感じて、
素直に受け止めることもできません。
(続きます。)