理想的、健康的なダイエットは、運動をしながら筋肉量を増やし、基礎代謝を上げ、痩せやすい体質に変えながら、食事の量と質も変えていくことであろう。
運動して消費するカロリーなど、たかが知れている。
だから、運動における消費カロリーの計算は、無意味。
けれど、運動することで体質を変えることはできる。
筋肉質のからだは、燃費の悪い自動車みたいなもの。
アイドリングで、どんどんガソリンを消費するのと似ている。
からだは、「エコでない自動車」状態が痩せやすい。
しかし、太っている人は基本的に運動しない(したくない)人。
そんな人に、いきなり運動をしろといっても継続しない。
体質を変えるには、必ず一定の期間が必要。
少なくても、数ヶ月運動を続けなければ、効果を自覚できない。
効果が分からない行為など、続くはずもない。
では、どうすればいいのか。
運動と食事の改善でいえば、食事の方が効果が現れやすい。
であるならば、優先順位は、食事の改善。
食事の改善には、量と質(内容)の改善がある。
効果を自覚しやすいのは、量の改善。
だから、ダイエットの最優先課題は、食事量を減らすことなのだ。
まず、多少のマイナス要素があろうと、体重の減少を目指す。
ただし、この段階での体重の減少は、ダイエットの真の目的としてではなく、ダイエットの導入部分としてのもの。
ダイエットを成功させるための「きっかけ」としての、体重の減少である。
からだが軽くなれば、たとえ筋肉が落ちたとしても、運動する喜びが生まれる。
「ああ走るのって、こんなに気持ちいいんだ」
「階段ってこんなに楽だっけ?」
体重を減らすことで、変わることは何か。
それは、自己評価である。
「歩くのはしんどいから、クルマに乗ろう」
「階段なんてつらいから、エレベーターにしよう」
体重さえ軽くなれば、そういった思い込みが自然と消える。
人間が生き物として本来持っている「動く喜び」が実感できるのだ。
ダイエットの初期段階で一番重要なのは、この意識改革。
「からだは変わるんだ」と本心から感じられるかどうかが、ダイエットの成否につながる。
ダイエットには、思考の改善が必要。
痩せれないと思い込んでいる「意識」を、痩せれるんじゃないか…という「意識」に変えること。
そのために必要なのは、精神修行ではない。
またいずれ述べるが、精神を変えようと努力することは、逆効果になる。
心にもリバウンドがありますからね。
意識を変えるには、具体的な現実を変えること。
それしかない。
とにかく食事を減らし体重を落とすことの必要性は、この意識改革のためなのである。