医療の充実、医療格差を是正するため、お医者さんを増やそうという政策が取られている。
でも、ただ単純に医師が増えれば、医療は充実するのだろうか?
基本的に、日本の人口はそれほど増加していない。
だが、医師の数は、年々増加している。
患者さんの数も、減る傾向にない。
むしろ、医療が発達しているにもかかわらず、病気は増加している。
病気があるから、医師が必要なのか。
それとも、医師がいるから、病気が必要なのか。
現在の日本では、病院はビジネスである。
製薬会社など、医療関係の会社も、もちろんビジネス。
となると、どういうことが起こるのか。
例えば、お菓子メーカー。
購買層のメインだった子供の絶対数が減ってくると、新しい対象を開拓しなくてはならない。
さらに、お菓子は基本的に嗜好品であり、健康に悪いというイメージが強い。
そうなってきたので、最近ではお菓子をあまり食べないと思われていた、
大人の男性向けの商品を開発している。
ダイエットなどの敵とされるお菓子ではあるが、
反対に「栄養機能食品」のような表現で、体にいいというイメージ戦略もしている。
つまり、あの手この手を使って、消費を増やそうとしているわけだ。
では、医療関係はどうだろう。
消費(患者)を増やす手っ取り早い方法は何か?
それは、病気を創造することである。
これまでなら、「まあ、問題ないでしょう」というレベルのものまで、
「これは基準値をオーーバーしていますね」なんて表現にしてしまうこと。
そうすれば、ここに新たな需要(病気)がこの世に生まれ、
それに対する供給(治療・薬剤)が発生する。
最近は、「うつ病量産体制」に入った感がある。
ひと昔前なら、「うつ病ですね」と言われると、
「私はダメ人間のレッテルを張られた」と落ち込んだもの。
今では、「私のやる気が出ないのは、うつ病なんじゃないですか?」
と患者自身が訴えてくる。
そして「これはうつ病ではないですね」なんて言われると、
安心するどころか、反対にショックを受けるそうです。
本当のうつ病と、本人がサボりたいだけの「自称・うつ病」。
その見分けは、困難な場合もあると、専門医の方もおっしゃっていました。
そりゃそうですよね。
医師は「信じる」ことから、始めるものですから。
医師が悪意を持って病気を生み出しているなんて言いたいわけではない。
ただ、人間は弱い生き物で、常に言い訳を探してしまう。
その代償として、昔なら「たたり」や「神の怒り」と言っていたものが、
最近では、「病気」で何でもかんでも片付けようとする。
その傾向が、ホント怖いですね。