バスなどの公共機関を利用すると、いろんな方の会話が耳に入ります。
最近、気になることは、人生の先輩方の“不健康自慢”です。
お年寄りの方が集まると、お話しの内容が“健康”に関するものが多くなりますよね。
もっとも、“健康自慢”というより、“不健康自慢”が多いですが。
「私は、こんな病気で、どこどこの先生は手術がうまくて…」
「私なんてもっとひどいのよ。薬は何種類も飲んでいるし…」
もちろん言ってらっしゃる方は、自慢しているなんて思っていないのかもしれませんが、はたから聞いていると、まるで自慢しているように聞こえます。
私のほうがひどいんだから、もっと心配してよ…ってね。
ひとこと言わせていただきます!
不健康自慢は、すぐにやめた方がいいです。
何の効果もありません。
むしろ、よりつらくなるだけです。
体の調子が悪いのは事実。
そして、それを誰かに同情してもらいたいって気持ちも、よくわかります。
でも、しないほうがいい。
不健康自慢をすればするほど、結局苦しくなるのは自分自身です。
なにもバカみたいにポジティブな思考になれなんていいません。
あれはあれで、無理があります。
不自然なポジティブシンキングは、いずれ破綻してしまうもの。
人間、ヘラヘラ笑ってばかりいられませんからね。
けれど、「つらい」だの「苦しい」だの言ったところで解決しない、むしろ悪化するのも事実。
だから、現実的な対応は、言わないこと。
言えば言うほど、より苦しくなるのが、人間の脳の特徴。
苦しみとは、相対的なものであり、何回も繰り返し発言することで、苦しみの“強化”がなされる。
つまり、自分で自分を苦しめているということです。
整体の仕事をしていて、つくづく感じること。
元気なお年寄りほど、「お年寄り」が嫌いです。
なるべく、お年寄りだけが集まる場所には行かない、と言ってらっしゃる方は、若くて元気。
若い人が偉いとか、お年寄りがダメだってことではない。
そういった何も生み出さない価値観の議論なんかより、個人として、いかに元気でいられるかってことが重要。
そのためには、“病気自慢”はせず、またそれを言いたがる人とは距離を置くことです。
「私ほど不幸な人間はいない…」なんて言いたい人は、どれほどアドバイスしても、言いたいのでしょう。
このような人の考え方を変えることは、ほぼ不可能です。
そもそも、人の考え方を変えることなんてできません。
本人が変えようとしない限り、思考の“癖”は変わらないもの。
無理にしようとすれば“洗脳”という手段しかないです。
元気のない人には、近づかないこと。
文句ばかり言っている人とは、縁を切ること。
自分の健康を維持するには、そういった覚悟が必要です。
まあ、現実にはそうそう簡単にいかないですけどね。