私は、整体を生業としている。
この業界に関わって、8年。
気が付いたら、自分の生き方・考え方を表現するには、この仕事がベストなのではないかと思っている。
私にとって仕事とは、「救い」である。
仕事をしていることで、自分を嫌いにならないですむ。
整体に出会うまで、自分の感じていること・考えていることと、実際の自分がマッチしていなかった。
いま、独立開業し、やっと自分にとってのベース(基盤)ができたように思う。
ここで満足するのではなく、ここを足場として、さらなる世界に行ける気がする。
ジャンプする前には、“ため”が必要。
その“ため”のためには、しっかりとした土台がなければならない。
私の生きる土台は、整体である。
現在、私はカイロプラクティックをしているわけではないが、その考え方は好きである。
基本の考えに、カイロとは「科学・芸術・哲学」である、というものがある。
根拠は科学(医学)的に。
手技は芸術(職人)的に。
そのうえで、独自の哲学(人体の解釈の仕方)を持つべきもの、という考え方である。
私も、信念や哲学のない整体に、なんの魅力も感じない。
あまり突拍子もない哲学には、「?」だけれど、何も考えず、ただなんとなく患者さん(クライアント)の体を触っている人よりはマシである。
私は、自然と向き合うこと、現実を見つめる手段として、整体は素晴らしいと思う。
人間にとって、一番身近な自然は「人体」です。
自然とは、コントロール出来ぬもの。
自分の思いとは、関係なく、勝手に変化していくもの。
誰だって年は取りたくないし、病気にだってなりたくはない。
でも、どれだけお金があっても、どれだけ権力があっても、どれだけ人徳があったところで、老化・病気・死を避けることは出来ない。
思うようにいかないものを、極力排除するのが、現代社会。
夏は涼しく、冬は暖かく。
世界の裏側で取れたものを、当たり前のように食す生活。
危険なものは、何もない街。
すべての危険を管理できると思い込んでいる、おバカな現代人。
私を含め、そんな阿呆な人間には、まず自分の人体について、まじめに考えるのがいい薬だと思う。
思い通りにいかないことが、普通。
そのことは、実際に体験しないとわからない。
私も年齢を重ねるごとに、どうしようもない現実というものが存在することがよくわかった。
悲しいほど、人は醜く年老いていく。
年齢を重ねるごとに、輝く部分もありますが、生命体としては、醜くなっていくもの。
命の輝きで、子供には勝てません。
アンチエイジングなんて現実逃避はやめるべきです。
そんな上っ面の努力では、圧倒的な力を持つ“老化”という現実には太刀打ちできません。
魅力ある人間になるには、まず自分の醜さを受け入れることから、始めるべきもの。
その自分の醜さに絶望してこそ、深みのある美しさが手に入ると思っています。
思い通りにいかない人体をかかえながら、みんな生きているわけです。
それって、それだけでカッコいいこと、価値のあることに思えてなりません。
どう生きるかも、もちろん大切ですが、ただ生きている中にも“美しさ”は存在します。
毎日をたんたんと生きられる体作りのサポートが、私にとっての整体。
過酷なスポーツをしている人に興味はありません。
好きでしているのですから、そのために体がおかしくなっても本望でしょう。
私の“リセット整体”は、そのような方のために存在するのではないのです。
日々、がんばって仕事している人。
有名なんかじゃなくたっていい。
毎日毎日、笑顔で生きようとしている人の役に立ちたい。
体が元気になれば、心だって笑顔であふれてくるもの。
私の求めている“幸せ”は、そこにある。
お金じゃない。
地位でもない。
名声でも、ない。
いつ死んでしまうかわからない毎日を、ただ笑顔で過ごすこと。
これ以上の“幸せ”は、ないのではないか。
そのためには、体が元気でなっくっちゃ、しんどいです。
リセット整体まるたけで、ひとりでも多くの人が“笑顔”多き人生を送れることを願います。
これが、私の整体哲学です。