慢性的に腰痛な人が、病院や治療院などで言われること。
「運動不足ですね」
この言葉に、どれほど根拠があるのでしょうか?
基本的に、現代人は運動不足である。
人類の歴史からすれば、これほど運動しなくてもいい状態など滅多にないこと。
中世の貴族みたいな生活が、現代の日本でしょう。
だから、運動しないことが体に良くないというのは、事実だとは思います。
でも、だからといって“腰痛”が運動さえすればいいのかってことになると、微妙ですね。
スポーツや体操などを日常的にされている方でも、腰痛で悩んでいる方は多い。
スポーツ選手だって、腰痛で苦しんでいる。
体を動かすスペシャリストですら、そうなのである。
いわんや、“素人”の腰痛持ちがなんとなく運動して、腰痛を解消できるのでしょうか?
私は、運動することが悪いとは思っていない。むしろした方がいいでしょう。
けれど、それはからだ全体にとっていい、ということ。
腰痛を、運動して筋力をつけることで解消するって考え方には、納得はできません。
普通に生活していることで、最低限必要な筋力は維持できます。
普通の生活が、運動になっていると考える方は少ないかも知れませんが、“支える”筋力は鍛えられています。
寝たきりになってみるとわかります。
ほんの数日でもベッドに横になったままだと、ただ歩くことも重労働に感じるもの。
つまり、いかに普通の生活が筋力を鍛えているかってことです。
“動かす”筋肉と“支える”筋肉は、異なります(もちろん、明確ではありませんが)。
腰痛は“支える”筋肉の問題。
運動することで活発になるのは、“動かす”筋肉。
腰痛と運動とでは、問題点(狙い)が違うってことなんです。
筋力がないから腰痛になるのか?
筋力があっても腰痛になるケースは多々あります。
筋肉の絶対量よりも、筋肉がうまく使えているかどうかが問題でしょう。
腰痛を構造の問題と捉えると、見えてこないことが多いもの。
構造ではなく、機能の問題と解釈することで、見えてくることもあります。
リセット整体としては、腰痛を鍛えて改善するのではなく、今ある筋肉をいかに上手に機能させるかに重点を置きます。
構造が問題のことも、もちろんあると思います。
そういった場合は、お医者様にご相談を。
それでも納得できないのであれば、整体という手段があってもいいのではないかと思っています。