中国野菜のひとつ、たあ菜をご紹介します。
葉が地面を這うように広がることから、「押しつぶされた」という意味の名前になっています
また、2月頃が最も美味しいことから「きさらぎな(如月菜)」とも呼ばれています。
特徴
たあ菜は季節によって見た目が変わるおもしろい野菜なんです
寒い時期は地面に張り付いた花のように葉を広げ、暖かくなると柄を上に伸ばします。
市場では前者を「ひら(平)」、後者を「たち(立)」と呼んでいます。
ひら(平)↓
たち(立)↓
全然違う品種に見えますよね
おいしいたあ菜の選び方
葉の色が濃く鮮やかな緑色で、葉に厚みがあるもの、葉脈がハッキリ出ているものが良品
また、葉が広がっていて細かいシワが多いほうが甘みが強いとされています。
栄養
βカロテンが豊富でカルシウムはほうれん草の約2倍
おいしい食べ方
クセがなく、油との相性がいいので炒めものがおすすめ
煮物や浅漬けにしてもおいしいです。
まだまだ馴染みの少ないたあ菜。
「食べ方がわからない」という声をよく耳にするので今回はレシピもご紹介しちゃいます
たあ菜とシーチキンの煮浸し
≪材料≫
たあ菜 1株
シーチキン1缶(油は捨てる)
★醤油 大さじ 1と1/2
★酒 大さじ 1
★水 大さじ 1
★砂糖 小さじ 1/2
≪作り方≫
- たあ菜を4~5㎝に切る
- フライパンに1とシーチキン(多少の油は入っても構いません)、★もすべて入れてから、火をつける
- たあ菜がしんなりするまで、炒めたら出来上がり。
先にたあ菜を軽く茹でてからでもおいしくできます
柔らかさ・甘みが断然おいしいのは冬の「平」ですが、今の時期の「立」は炒めもや漬物に最適です
立は平に比べて茎が長いので、茎のシャキシャキ感と葉の柔らかさが同時に味わえます。
ぜひお試しください
次回はたあ菜おすすめレシピ第2弾をご紹介いたします