よりよい「対話」には「共話」が欠かせない | まるしん先生の教育&実践研究ふんとう記

まるしん先生の教育&実践研究ふんとう記

#学級経営#子どもが学ぶ授業学級(銅像教育)#はじめての先生#道徳 #道徳授業 #道徳教育 について日々実践&研究中です。単著・編著20冊、日本道徳教育学会会員、日本道徳教育方法学会員、関西道徳教育研修会 代表

昨日も通勤電車内では論文検索。

来週の7日(火)にお招きいただいている

 

19時から20時

丸岡慎弥✖️乾倫子

教育観を語る😊

無料zoomオンライン対談

 

2人、テキストの画像のようです

 

昨年の1~3月、

私が無理を言ってお願いした

乾先生×丸岡の

教育談義

 

その復活イベントを

乾先生が企画してくださいました。

(乾先生、ありがとうございます!!)

 

それに向けて

何か良い論文はないかなぁ

(さらに道徳授業に関わるものならなおよし)

 

 

 

 

という意味を込めて

論文検索をしました。

 

今回は「対話」というキーワードを入れて

Googleスカラーで検索。

 

すると、とてもおもしろい論文がヒットしました。

 

『大学院のゼミの談話におけるコミュニケーション・ ブレイクダウンの修復について ―「対話」と「共話」の視点から―』

嶺川(2000)

https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/1/14311/20141016121014317477/JIDC_06_01_07_minekawa.pdf

 

この論文には「共話」という言葉と「対話」という言葉が出てきます。

そして、論文のタイトルにある「ブレイクダウン」とは、いわゆる「会話が止まってしまう」状態を指します。

 

そして、共話と対話の違いとは…

 

「共話」…2人以上の話し手がともに1つの発話を作り上げていく話し方を指す(水谷1993)具体的には,全部を言いきらずに少しずつ発話を切り,相手の「合いの手」を待ったり,最後も文を完結するのではなく「いいさし」の形にしたりする話し方を指す。

 

「対話」…それぞれが自分の発話を完結させてから,別の人が話し始めるという話し 方を指し,文末も「です。」「ます。」という完結 した形になる(水谷)

 

と定義しています。

 

「深い学び」を生み出すには「対話」が欠かせません。

しかし、より効果的に対話をするためには「共話」が欠かせないと論文の中では示されています。

 

これは、道徳授業で、先生が「傾聴」しながら

子どもたちの意見を受け止めるからこそ、

子どもたちが「対話のゾーン」に入っていけるイメージと同じです。

 

まずは「共話」でどんなことを話してもいい空気をつくる。

もし、「対話」が滞ってきたら(その状態を「ブレイクダウン」といいます)「共話」で雰囲気をつくりなおし、

また「対話」のゾーンへと入っていく。

 

そのようなイメージで道徳授業でも、普段の会話でも、

そして、今回の乾先生との大切な対話の時間でも

やっていくと成果ができるのではないかなぁと

考えました。

 

何かのお役に立てれば幸いです。

 

それでは、すてきな1日を♪

 

ー---------------

 

3月4日(土) 午前午後

銅像ツアー

@名古屋

詳細は丸岡まで

 

3月19日(日)

ミライティーチャー講座

【新年度こそ、対話の力で、最高のチーム作りをスタートしよう】岩渕 佳宏 先生 編

@たかつガーデン

会場参加 定員20名

オンライン参加 定員20名

 

 

8月5日(日)全日 年に1度の大イベント!!

夏の道徳フェスティバル

@エル大阪

山田貞二/白木みどり/西野真由美

※申込準備中

 

 

☆★☆★☆★

毎週金曜日は森直也先生とFacebookliveでドウトーーク!!21時30分~22時

視聴は丸岡FBページより

https://www.facebook.com/profile.php?id=100001768240803