某隣国が核実験を行って、連日報道番組のトップニュースですね。
先日、「信頼関係」の事で、ウルトラセブンの話を紹介しましたが、
この「核実験」に関しても、印象に残っている話があったので、
今回は、ウルトラセブン第26話の「超兵器R1号」の話を…
地球防衛軍が、超破壊兵器「R1号」を開発し、無人星で実験しようとしてました。
ウルトラ警備隊のメンバーも、大はしゃぎ!!!
「使わなくても、
超兵器があるだけで平和が守れるんだ!ヾ(@^(∞)^@)ノ」
48時間後に発射すると聞いて、ダン(←ウルトラセブンに変身する人…念のためf^_^;)の
「地球を守るためには、何をしてもいいのですか?」
「強大な侵略者が現れた時の為に超兵器が必要なんだ」
「侵略者は対抗して、もっと強烈な破壊兵器を作りますよ」
「我々は、それよりも強力な兵器をつくればいいじゃないか!」
「…それは…血を吐きながら続ける…悲しいマラソンですよ…」
でも、実験用兵器R21号は、発射されてしまいます。
地球から遠く離れた無人惑星、ギエロン星に向けて、
成功すれば、その10倍の威力を持つR2号の製造に着手するという、大切な使命を帯びて。
実験は成功し、ギエロン惑星は宇宙の塵となって姿を消しました。
でも、ギエロン星には生物がいたらしいのです!
そして、R1号爆発のショックで巨大な怪獣となって、
しかも、奴はミサイル攻撃で粉々にされても復元できる身体になってました。
しかもしかも、R1号から吸収した放射能を、地球に撒き散らしはじめたんです。
慌てた地球防衛軍!
「R2号を急遽組み立てて攻撃しろ!」
「そんなことして、益々、強大な怪獣になったら、どないする!!!」
すったもんだしてるうち、ウルトラ警備隊の手には負えなくなって、
ギエロン星獣は、アイスラッガーで喉元を切られて絶命します。
(バラバラにされても死なん奴が、何でそれで死ぬん?…は深く追求したりしないで~!)
でも、セブンの胸には何の勝利感も達成感も無かったのでした。
「私たちが実験を行わなければ、ギエロン星獣は美しい星に住む平和な生物だったのかもしれない」
「超兵器の開発闘争だけが、地球を防衛する手段じゃない」
「人間は、そんなマラソンを続ける、愚かな生物なんでしょうか?」
そして、R2号の製造中止が提案される事になり、ダンも喜びます。
「人間は自分の犯したあやまちに気付いてくれたんだ!」
一瞬ほころんだダンの表情は、また曇りました。
それは、血を吐きながらも走り続ける悲しいマラソンでした…(おしまい!)
言うときますが、これ、40年前に作られたこども番組です。
「人間は、そんなマラソンを続けるほど、愚かな生物なんでしょうか?」
って、セリフは、
これは、ブラウン管を通して、視聴者に問いかけられた言葉だったんですね。
で、人間は、愚かなマラソンを、見事に続けてきた…みたいですね。
これからも続けていくのかな…
でも、だからって、どうすればいいか判らん自分は、
シマリスの車を後押ししとることになるのかな… ( ̄_ ̄ i)