先日母が亡くなった件について書きました

 

この時にも書いた

「なんか泣けない」について今日は書こうと思います。

 

10年以上前に重松清著「峠うどん物語」を読みました。

 

これは、葬祭場の真ん前にあるうどん屋さんの孫娘”よっちゃん”が、お店のお手伝いをしながら人の死に向き合い成長していく物語です。母のことがあり、再読してみました。

 

よっちゃんのおばあちゃんは、「大丈夫、その時が来たら泣けるもんだよ」「もらい泣きするもんなんだよ」とよっちゃんに話し、実際に多くの人はちゃんと泣くことができていました。

 

 

 

 

この物語は10人のお話で構成されているのですが、なかには泣かない人も居ました。

静かにその人の死と向き合う。その結果、涙は出たり出なかったりする。

あくまでも私の場合ですが、私が泣く時って、そこには「悔い」があります。

母について「悔い」はあまりなく、これから出てくるかもしれませんが。

 

「なんで泣かれへんのやろ?」と自分でも不思議に思っていましたが、

なんとなく「それでいいねん」と自分に言ってあげられる気がします。

まあでも泣けるほうが、やっぱりいいようにも思います。