仕事場に置いてある愉快な仲間たち、愉快な孫たち、愉快なひ孫たち。

 

 

6歳にもなると貫禄が出てきて、愉快な仲間たちもだいぶ減った。

来年まで生きていてくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愉快な孫たち。ひ孫たちは3歳くらいから大きくなりだした。

これが今年産んで育てて一か月。

あまり数は無い、もう一回産んでくれ。

 

 

愉快な仲間たち。

晩年でも食欲は旺盛。

だいたい食欲旺盛の年よりは長生きするがどうなることやら。

 

 

 

このような美しい可愛い連中に癒されているが、この方々のおかげで更年期障害の気分障害が緩和されていたようだ。

 

昨日もテニスの新しいコーチの私に対する口の利き方がなっていない、とコーチに歯向かい、こんなところ辞めてやると家に帰って来た。

 

第一大の大人のこの私に向かって、ハイ水飲みなさい、先週やったのもう忘れたのと言うもので、私の頭の中で何かにスイッチが入ってしまった。

 

ネットで検索した。

更年期障害怒りっぽい、更年期障害ヒステリー、更年期障害すぐ怒る、更年期障害烈火のごとく怒る、更年期障害喧嘩上等。

出てくる出てくる、これによると私は悪くない。よっしゃー。

 

 

亭主に話をすると、コーチは新米で、叩き込んでやる精神があってハリハリしているのだろう。

これは徹底的に戦いなさいと珍しく私の肩を持つもので、数日間頭を冷やし、次回のクラスで言いたいこと全部コーチにぶちまけてやろうと決心した。

言いたいことを全て言えるのが更年期障害の特権だからだ。

 

あのコーチが上官だったら後ろから打たれて仲間に殺されて戦死するタイプだと言ってやれと亭主が煽った。

 

初心者にわかりやすく説明出来なくてはコーチ失格だ。

私はいったい何をしていいものかわからないままコートで時が経っていたのだ。

 

仲間はシニアだ。

友達を作りたくて入った連中ばかりだ。

それが運動部よろしく激しくスポコンをやられ、コーチは松岡を目指しているのだろうか。

 

言ったら最後、言わなかったらもっとストレスがたまる。

 

立派なオールピンクのラケットと無駄に30個もある黄色いボールを眺めた。

この子達に罪は無いしなあ。

 

そうだ髪を染めよう。

ピンク色のカラーリングをやった。

その葛藤の中いろいろ考えては頭がむしゃくしゃした。

 

更年期だからか春だからか、色々理由をつけてはテニスどうしたもんだべなあ。

前のジイサマコーチは良かったなあとため息をついた。