ライプチッヒを子供と混ぜた時は、母親であるライプチッヒが大混乱を起こしてやさぐれていた。

愉快な仲間達、愉快な子供達、愉快な曾孫たちは、三世代同居となったがすぐになじんだ。
この区別が付く方は、このマイナーブログのコアなファンと言えよう。

大きな愉快な仲間達は、愉快な曾孫たちが水草の間をくぐり抜けて遊ぶ様子を微笑ましく見守った。









私は4世代同居で育った。

それはもういろいろあったが、何が大変って来客も4世代分ってことだ。

毎日夕方になると茶を飲みに来て、バアサマが帰って来るまで帰らないバアサマの友達とか。

誰も居ないのに勝手に茶の間に居座って、誰か帰って来るのを待っているジイサマとか。

会社員時代に、時差ボケで昼間寝ている時に私の友人が来ると
「ああ、そこの廊下曲がって右の部屋で寝てるから、もういい加減起こしてやった方が良いから行ってみろ。」
と人の家の見取り図を把握しきって、非常に迷惑な案内をするバアサマの友人とか。

そういう中で生きて来ないと、なかなか若い核家族育ちの嫁さんが4世代同居の旧家に来て、さあ今日から10人分のご飯の支度はあなたの役割ですよ。
ってやるから今の嫁さんは逃げ出して、家族みんなでオイオイと泣くような事件に発展していく。

お客さんの小百合さんだって、義理の両親がボケてしまって世話が大変だけど、今まで家族みんなの生活費、孫全ての大学学費、留学費用、一人一台の車のお金を全て出すものだからうまく行っているのだろう。
金だけ出して口出しはせず。
この鉄則を守るのは難しい。

ゆえに小百合さん夫婦の稼ぎは、全て外食グルメにつぎ込まれ、彼らの贅肉はキロ当たりブランド牛をはるかに超える金額のお高い肉となった。
金額に糸目をつけず、食べたいものを食べたいだけ食べているから小百合は穏やかな人物なのだろう。

とにかく人間と違って、金魚の同居は3世代だろうが4世代だろうが比較的うまく行く。

黒らんちゅうは、お店で売り出される事になって居なくなった。
良い人に買われる事を願わずにはいられない。



黒らんちゅうのいた場所は、愉快な曾孫たちが入った。




愉快な曾孫たちがいた水槽には、今年の黒らんちゅうが入った。

外では寒いからと。

外に行ったり中に戻ったり、忙しいねえ。


どこに行こうが、誰と同居になろうが自分のペースを崩さず、いつも一緒だ。

要は口を利けないからうまく行くのだろう。

人間の同居は口の災いがトップなのだろう。

口は災いの元、私も気を付けなくてはと自分を戒めた。