よく、巷の会社で工場の壁にISO9001取得って書いてあるじゃないですか?
御社の工場にも書いてあると思いますけど、
あれってあんまり意味無いですよね。
ぶっちゃけて言うと、邪魔です。
私も大企業に勤めていた時にISO関係の業務を担当したことありますけど、
何とも無駄な作業が多いわけですよ。
ISO要求項目を満たした資料作成、ISO対応のための現場管理・・・
ISOの為に業務時間を割いて対応することになります。
普段の日であればそこまで気が滅入ることもないけど、監査対応の時は半日かかりで時間を取られるので、まぁ気が滅入ります。
何を隠そう、私はISO監査員の業務をしたことがあるのでわかるんですけど、
ISOって監査するときは書類管理を非常に重要視しているんですわ。
特に監査するときは、その書類の作成やらハンコの有無がすごい指摘されるんですよ。
管理職のハンコが無いだ、作業者のハンコが無いなんてね。
でも品質管理する側にとってみればそんな事どうでもいいんですわ。
むしろ邪魔な作業なんですわ。
ISO対応するために、品質担当者が残業して書類整備しているわけなんで、
ISOとってなければ定時で帰れているわけで、その分、人件費削減できているわけですわ。
しかも、ハンコがあるから品質が改善されるワケでも、作業効率が良くなるわけでもないんです。
当たり前だけど。。。
ISO対応で忙しくて、本来の品質管理業務が二の次になっているケースがよくありますが、
本末転倒ですね。
なので、ISOなんてやめちゃいましょう。
そりゃ、ISOどうしても取りたいのであれば構いませんが、
ISO対応出来るように人員を確保する余裕出てからで十分ですし、
何より重要なのは品質管理能力を向上させて不良品の発生率を低下させる事でしょう。
それに、ISOは顧客に品質レベルの高さをアピール出来るなんて聞きますけど、
本当に効果あるのかな?
私が顧客ならISOよりもコチラの要求する品質を安定して供給してくれれば良いので、ISOは関係無いですね。だから何?っていうやつです。
むしろ、ISO取得してるから品質を安定して供給してくれるなんて神話は無用心ですね。
現にISO取得している大企業が品質データの改ざんをしているのはよくニュースで見ますしね。
そんなわけで、ISO取得するより品質安定化させる検討に時間とお金を使いましょうということです。