30キロ地点の記録が残っていませんが、およそ33キロ地点にあたる寝覚に着いたのが午後8時10分。時速3.6キロで55分ほどの遅れ。この区間はほぼ時速4キロで踏破できているようです。
そしてこの寝覚という町!ちょうど夏祭りのようで、すでに神事は終わっているようですが、地元の方がわいわいと楽しく飲み騒いでおられます。こういう風景は大好きです。なんとも楽しげな雰囲気の中、楽しく歩きました。
しかし、ここを越えた辺りで下半身に強い痛みが。股ずれです
。歩くたびに、というか汗が沁みているのか、歩いていると度々、股に強い痛みが走り、なかなか上手く歩けません
。
午後10時、40キロ地点直前の第二エイドに到着しました。ここまで11時間ですから、1時間の遅れ、時速は3.6キロ。タイムはそこまで悪くありません。しかし直近の1時間は、股間の痛みに耐えながらのウォーキング……。
残りの距離はあと60キロ。このすぐ先の駅からはスタート地点へ直通で行ける電車が出ていて、今からであればぎりぎり終電に間に合うけれど、ここで少しでも悩んだら終電に乗れず、朝まで歩くことになります。
悩む時間も無い中で即決しないといけないという状況で、リタイアを決断し、スタッフの方に駅まで送ってもらいました。スタッフの方には感謝感謝です。
電車に乗ってスタート地点までは45分ほど。なんだかあっという間です。なんとも寂しい気持ちでスタート地点に戻り、車に乗り込みました。
ゴール地点に着替えを送っているので、車内で一休みしてからゴール地点の諏訪に向かいました。途中で歩き続けている人々を眺めながら、羨ましいやら悔しいやら。
でもみなさん必死に頑張っているのもわかっているので、心の中でがんばれー!とエールも送りながら、ゴール地点の諏訪駅へ。朝まで待って、温泉で汗を流し、諏訪大社にお参り。来年また来ますと誓って、岡山へと帰りました。
反省点
①股ずれについて。一番大きな反省点は、これです。正直、これさえ無ければ完歩できた可能性は高いと思います。でもなぜ股ずれを起こしたのでしょうか。
これは素人判断ですが、寒い時期の大会と比べて最も違うのは、汗です。なにせスタートから日が暮れるまで30℃を超える気温と陽射しで、一日中汗をかき続けます。
さらに時折ある水場で打ち水するなどもしますので、体は常に濡れた状態。皮膚が弱くなっていたのではないでしょうか。
私はもともと肌が強くないのか、ランニングを2時間以上行うと乳首などが擦れて出血することもあるので、運動時は上半身にいつもコンプレッションウェアを着ています。今後は、下半身にもスパッツを履いて、皮膚同士が擦れることがないようにしないといけないと思いました。また、ワセリンの類も持ち歩いて度々塗り直す必要があるとも思います。
②ライトについて。基本的にはヘッドライトを使っていますが、夏のしかも山の中ということで、ライトに向かって虫が結構飛んできます。これが地味に厄介。
ストックを使わないのであれば手に持つタイプのライトが、ストックを使うのであれば、リュックに固定するとかして胸や腰あたりから前方を照らすライトを用意した方がいいと思いました。
③サングラスについて。同行者は、リュックに固定する日傘。私は、帽子とシェード。体温の上昇を防ぐという意味では、日傘の圧勝でした。日傘は目へのダメージを防ぐだけではなく、体の上半身への陽射しをかなりカットしてくれるので、照りつける陽射しの中でもびっくりするくらい快適だったようです。ただ、風にとても弱く、少しでも風が吹いてきたら日傘を畳むなどしないといけないので、そこだけは注意ですね。
シェードは、顔全体へのダメージ軽減には役に立ったのですが、やはり目の前に幕があるというのは、気になりました。来年に向けては、帽子+サングラスにするか日傘にするか悩ましい所です。
④リュックについて。暑さと山道で喉が渇く上に、お店がほとんどないルートなので、水を多めに持って歩かないといけないと思い、軽量な登山リュックで参加しましたが、はたして正解だったのか不正解だったのか。
周りの方を見ると、そんなに小さなリュックで大丈夫?というくらい小さいリュックの方も多かったです。大きいリュックの利点は、水とかで重くなっても背負いやすいベルト等にありますが、一方でリュックそのものが少し重いです。それよりは、荷物を少なくしてリュックもランニング用のとかにした方が2キログラム以上軽くできるでしょう。これについてはまだまだ要研究です。
最後に感想
コースの状況について、東京や大阪と対極に位置する大会だと思いました。まずお店が無い。東京や大阪ではコンビニや自販機に苦労することは無くて、実際にはあまり使わないにしてもいつでも水や食料を買えるという安心感たるや相当なものだったのですが、今回は数時間に一度くらいしかコンビニが無い。だから水と食料をどれだけ携行するか考えておかないといけません。不整地も多く、一部はちょっとした登山の様相。今回リタイアした地点から先にも、峠を越える箇所があります。しかしこうした点はマイナス点ではなく、冒険心を大いにかきたてるものでもありました。言うなれば、ドラゴンクエスト2とかで最初の町から次の町へ向かう時のドキドキ感。日が暮れてからは真っ暗な街道をひたすら歩くことになるので、心の強さも試されるような気がします。
しかし夏の陽射しの中、野を越え山を越えて行くというのは、その美しい景色も合わせてとても楽しく苦しいものだったので、来年はなんとかリベンジを果たしたいと思います。