日御碕を出発してからは、夕日を眺めながらとにかく西へ西へ。風もやみ、穏やかな天候の中を黙々と走りました。
道の駅キララ多岐で見た夕日はなんともきれいでした。そして日が暮れてからもひたすら黙々と一人旅。なにせ私の前には45分以上、距離にして12キロ以上先に行かないと誰もいないのです。簡単に追いつけるはずもありません。
ただただひたすらにこぎ続けて、745.3キロ地点のコンビニに着いたのが23時30分。スタートしてから58時間30分でグロスタイムは12.74キロです。
残りの距離は254キロで残り時間16時間30分、要求されるグロスタイムは時速15.39キロ。少し借金が減り、ほっとします。
そしてなんとここには、参加者がいました!二人ほど!反射ベストを着ている自転車乗りを見て、思わず涙が出そうになりました。
その方々は私がコンビニに着いた時には出発するところで、私は少し休憩をしてから出発しましたが、それでも10分くらい前に人がいる、というのが分かっただけでも気持ちが全然違います。
ちょっとだけ休憩して、すぐに出発!このままとりあえずは780キロ地点くらいの益田市まで行きたかったのですが、眠気に襲われて益田のすぐ手前のコンビニで仮眠をとりました。
結果として、この休憩はとても良いタイミングだったように思います。というのも、780キロ地点の益田を出てから825キロ地点の阿武町までの3時間ほどの間は、ところどころ町がありつつも基本的にはひたすらに真っ暗闇の山の中を越えて行くもので、休憩できそうなところがなかったからです。
今になって航空写真とかを見てみると、そこまで人里離れた感じではないのですが、
まったく情報のない状況でしかも深夜2時とかに走っていると、いつ終わるとも知れない森の中を走り続けている感じでした。
しかし時間に追われていたおかげで、寂しいとかを感じる余裕も無く走り続けまることができました。
阿武町を越えて萩に近づくころには夜も明けて人家も増え、急激に町になります。
841.2キロ地点の萩市のコンビニに着いたのが5月5日の5時45分。スタートしてから64時間45分でグロスタイムは12.99キロ。
残り158.8キロを10時間15分。要求されるグロスタイムは時速15.49キロです。
当初の計画から45分ほど遅れてしまいましたが、この時点では完走できる確率はかなりあるな、と思っていました。疲れてはいますが、ここから200キロブルベより少し短いくらいの距離を行けばいいだけだ、と思いましたし、コンビニで休憩をする間に何人かの参加者の方が後から来るようになったからです。
おそらくは萩か益田かでホテルをとるなどしていた方々でしょう。なんとか集団の後方くらいには食い込むことができた感じです。
とはいえあまりゆっくりしているわけにはいきません。しばしの休憩の後、出発。しかし、ここからくじら資料館までが大変でした・・・。
