第四エイドでは、温かい汁をいただきました!そして20分ほど仮眠をとり、午前5時、元気を振り絞って出発です。最後尾付近をいつも歩いている私ですが、深夜のエイドと明け方のエイドはリタイアする人の姿をよくお見掛けします。私もその気持ちが痛いほどわかります。ここまで70キロも歩いてきて、体も足もぼろぼろ、そのうえであと30キロ、ペースを多少落としても大丈夫な程度のマージンはあるけれど、さりとてあと8時間は歩かないといけない。はたしてできるのか……?という思いが頭の中を駆け巡ります。しかしこれはいつものこと。疲れと眠気が蓄積すると、どうしても辞める理由を頭が勝手に探してしまうのです。そしていつもどおりであれば、無理やり歩き出すといつの間にかそういう弱気がいなくなるはずだと自分を奮い立たせて、スタートしました。
歩き出してすぐに、吉原大門という交差点名。今の大河ドラマでも出てくる吉原というのはなるほどこの辺りか…。としみじみ歩き、ほどなくして浅草神社と浅草寺に。朝の5時半、こんな人のいない仲見世通りは初めてです。この頃に夜が明けて、少しずつ町にも人の姿が出てきました。
このあたりから第五エイドまでは7キロくらい。豆が出来て痛む足でも2時間以内には着くはず。両国と錦糸町を抜けて、エイドへと急ぎますが……。この区間はとにかく信号が多い!しかもとにかく赤信号に引っ掛かりまくり!足がボロボロの状況ではストップアンドゴーがとても辛かったです…。そしてエイドまであと数百メートルというところで、片足からブチュン!という感触。足の中指の付け根あたりに出来ていた豆が潰れました。
靴の中に広がる体液の嫌な感じ…。それをかばいながら歩き始めた瞬間、左足の同じ場所の豆も潰れてしまいました…。
まさかの両足の豆がつぶれるなんて…。
とても普通には歩けないので、ヨタヨタと変な歩き方をしながらも、もうエイドは見えていたので、なんとか予定どおりに午前7時半に81キロ地点の第五エイドに到着。前のエイドからたったの10キロとは思えないほどの疲労感。ただちに両足の靴も靴下も脱いで、足の裏を乾かします。しかし20分やそこら休憩した程度ではどうしようもありません。ここまできてリタイアするか、痛みを抑えて歩くか。残りは20キロ、時間は6時間もあります!歩いているうちに足の状況が悪化した場合はリタイアするとして、とりあえず限界まで歩くことに決め、午前8時ちょうどにエイドを出発しました。

