この「時生」はちょうど主人公くらいの年齢の大学生の時に読んだ。
とてもいい本であった気がしたので、

また、人におすすめしたので、再び読んでみることにした。
ぜひ、就職する前に読んでほしい本の1冊な気がします。


親のことをうっとおしいなどと思ったことは
誰しも一度はあるかもしれない。
しかし、竹美さんの言うように子は親を選ぶことはできない。
では、その親の地位や財産などの限られた手持ちのカードのなかで
いかに勝負をしていくのかが人生を決めることとなる。
この比喩はとても面白いと思いました。
誰しもトランプの大富豪やカードゲームの遊戯王などをやったことが
あると思います。
もちろん手持ちのカードが良いほうが勝つ確率は高くなる。
しかし、カードが弱いからと言って勝てないわけではないし、
楽しむこともできる。
人生も同じなのではないか。
自分の手持ちのカードでいかに戦っていくか。
必ずしも勝てないわけではないし、勝つ必要性もないかもしれない。
楽しめればそれでいいのかもしれない。


また、トキオの「明日だけが未来じゃない。それは心のなかにある。
それさえあれば、人は幸せになれる。」
というコメントも、とても勇気づけられるのではないか。
例えば友達の結婚を嬉しく思う。
これも友達に未来を感じたからなのではないか。
このように多くの人に未来を感じ、
また感じさせられる人が本当に幸せな人だと思う。
このような生きるとはということを考えさせてくれる物語でした。