四国別格二十霊場のひとつ、十夜ヶ橋永徳寺の本堂は、平成三十年七月七日の豪雨で被害を受け、ただいま再建工事中です。
平野部で豪雨があり、どこへ行っても水浸し、というのも怖いですが、山岳地帯や盆地で土砂崩れの恐れがあるとか、山のほうに降った雨がみな「水は高きから低きへ流れる」ことから川へ注いで川の水笠が増して決壊してとか堤防を越えて、という時の怖さは、いかばかりか。想像するだけでも恐ろしいですね。
そのような被害にあわないために、といいますか、遭う確率を低くするためと言いましょうか、本堂の位置を高くして再建しているとのこと。
私がお参りした時はその工事の最中でした。
仮の本堂か、奉賛殿と呼ばれ、客殿と納経所を合わせた建物です。
仮本堂ですから、客殿の中に本尊含め仏像がおまつりされています。
中は板の間になっていて、靴を脱いでお参りするのです。
「仮」とはいっても、建物内に入って正座して、正面から本尊等を拝むのは神妙な感じで、こちらの気持ちも改まり浄化されるような気持ちになれます。
おつとめの後は、納経所にて、別格二十霊場の専用納経帳を出して納経。ここでいう「納経」は、おつとめして御朱印をいただくことですので、必ずしも「写経したものをお寺におさめる」ことを指すわけではありません。まあ、実際、文字通りの納経もやってみたいとは思いますが。
納経所には、他の札所同様、お守りなどがありまして、小判型のお守りを購入しました。
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