「十夜ヶ橋」の、橋の下へ | 石川鏡介の旅ブログ

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四国霊場会公認先達(権中先達)&秩父観音札所連合会公認先達です。四国霊場を中心に、古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。

 ガイドブックにあるのは順打ちで第四十三番札所から第四十四番札所へ行った場合の所要時間です。

 第四十五番の岩屋寺から別格霊場の十夜ヶ橋までの所要時間は書かれていません。

 私が岩屋寺の本堂前に着いた時刻から十夜ヶ橋到着までの時間が一時間四十分ほど。岩屋寺での本堂・大師堂でのお参り時間や納経にかかる時間を考え、十夜ヶ橋から第四十三番札所の明石寺までの距離と所要時間がよく分からないながらも大体の見当をつけますと、予定よりちょっと早かったかな、とも思いますが、道がすいていたのと、一度も休憩を取らなかったこととを考えると、妥当な所要時間だったかもしれません。

 長い長い道のりで一度も休憩を取らなかったのは、休憩するにふさわしいような場所が全然見つからなかったからです。

 道の脇に観光名所があるわけでもなく、喫茶店やコンビニがあるわけでもない。たまに、昔ながらのタバコ屋のようなお店や、自動販売機などがありましたが、そこで敢えて休憩を取ろうとも思いませんでした。

 ただ、そうして走り続けているうちに結構疲れてきたので、どこかで休憩取りたいなあ、休める場所さえあればなあ、なんて思っているうちにも適当な場所がみつからず、ついに十夜ヶ橋に着いたのでした。

 駐車場にクルマを停め、まず向かったのは橋の下でした。

 こここそが、四国霊場に関する弘法大師の伝説としてはかなり重要な逸話のある場所なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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