土佐くろしお鉄道「ごめん・なはり線」の唐浜駅や、東谷入口、唐の浜東、唐の浜西などのバス停から四国霊場第二十七番札所・神峯寺への道は、「真っ縦」と呼ばれる急斜面で、土佐の難所と言われます。
「真っ縦」は旧遍路道で、現在クルマが通れる道は九十九折れという程でないにしてもクネクネ曲がっていて、旧遍路道よりかは角度が緩やかになっています。とはいうものの、やはり車道を歩いていても厳しい道には違いなく、途中にある休憩所で休んだりしました。
仁王門の手前の駐車場から仁王門までが最後のひと踏ん張りで、これがさらに急傾斜なのですが、仁王門をくぐってトイレや納経所がある辺りまではほぼ平らですから、ホッと一息付けます。
また、緑に囲まれて、納経所の近くに湧き水があったりしますから、空気も澄んで新鮮に感じられ、それまでの疲れが吹き飛ぶほどに癒されます。
この神峯寺の境内は、四国霊場中屈指の癒しスポットといえます。
何度参詣しても、良いものだと感じます。
この、平成三十一年二月の参詣時も、もちろんそうでした。
まず、湧き水を飲んで喉の渇きを癒し、石段を登って本堂を目指しました。
次に大師堂へ向かいます。
途中、地蔵尊像が道端にあります。その辺りからは、天気が良いので海の方まで見えました。
たいへん景色が良いのです。
山の上の霊場ではあるが海を見守るような形で、海の信仰と山の信仰を考えるうえで重要な札所と言えるのかもしれません。
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