しつこいようですが、これは平成三十一年一月の四国への旅の話です。
新型コロナ感染が拡大してから現在(令和二年四月二十八日)まで、旅行はしていません。
四国霊場第二十三番札所・薬王寺参詣は、この時が七回目でした。
普通住宅なみに狭くて何の特徴もないお寺ならともかく、四国霊場で薬王寺ほどの名刹となると七回参詣しても全然飽きません。
境内も広めですし、いろいろと見どころがあります。本堂前から海の方への景色も素晴らしいので、何度来ても心が洗われるようで、癒されます。
癒しは心の浄化です。一陣の爽やかな風が吹いて、淀んだ空気が浄化されるのにも似ています。川の流れが悪くて淀んだ水が濁っていても、大水が出て濁りがなくなるのにも似ています。ゴチャゴチャと物が散乱していた部屋が掃除によって綺麗さっぱり、居心地よくなった状態にも似ています。汚れた食器が食器洗浄機で綺麗になるのにも似ています。
家庭の問題によるストレス、職場の人間関係によるストレス、仕事がうまくいかないストレス、誠意を尽くしても理解されないストレス、信じていた人に裏切られたストレス、世間の暗いニュースばかり聞くストレス、その他さまざまなストレスを抱えながら世の中の人間は生きています。そんなストレスがふっと一瞬のうちに吹き飛ばされて消えるのが「癒し」です。
癒されることによって、日常の様々なストレスを忘れ、心が縛りから解放され、曇り空から急に晴天になったかのように明るくなります。そこから明日への活力が生まれます。
ストレスを感じた時にサンドバッグでも叩いてストレス解消するのもいいですが、それでスッキリしても暴力性が残るかもしれません。信仰心のある者が心のよりどころとなる神社仏閣へ行って癒されるならば、乾いた土地に泉が湧くような状態になるでしょう。
薬王寺のような札所へ行くと、そのような癒しを感じます。
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