四国霊場第四十四番札所・大宝寺でのお参りを済ませ、納経所での納経も済ませ、再び仁王門をくぐりました。
今度は、境内から出るために仁王門をくぐたわけです。
一人旅ですので、時間はあまり気にしません。団体旅行や小グループでの旅行でしたら、その団体・グループの都合優先で、あまりのんびりできないものですが、一人旅ならば全く他者を気にする必要などなく、自分のペースでいいのです。
気楽なものです。
さて、大宝寺の境内はゆっくり歩いてゆっくり時間をかけてお参りするべきだ、と書きましたが、移動手段までも「のんびり」と考えているわけにもいきません。
この時、私は二連休をとったのですが、大宝寺から第四十五番札所・岩屋寺まで歩いて、岩屋寺から久万高原町の中心部まで歩くとなると、どれだけ時間がかかるかわからず、久万高原町から松山市へのバスの都合も考えると、はたして、この連休のうちに第六十七番札所の大興寺へ行って無事に結願となるかどうか、わからなくなりました。
せっかく愛媛県まで来たのですから、旅を楽しみたいが、せっかく関東から四国まで来たのだから今回で結願としたい。
そうなると、やはり、岩屋寺へ行くくらいはタクシーで行ったほうがいいのでは、と考えてしまいます。
岩屋寺近くからはバスに乗って、それで久万高原町のバス営業所まで行き、JR四国松山駅行きに乗り換え、松山市に行き、そこで泊りとするか、JR四国の松山駅から一気に特急で観音寺市あたりに行って泊りとするか。
そこまで考えて、まず、団体用のバスなどが停まる駐車場まで行き、そこで携帯電話から、久万高原町にあるタクシー会社に電話を掛けました。
大宝寺の仁王門よりちょっと西の団体用の駐車場で待っている、といえば、タクシー会社の人には分かるのです。
この駐車場の一角には古びたお堂があります。それを見ながらタクシーを待ちました。
数分後、タクシーが来て乗り込み、岩屋寺の駐車場まで行き、そこで降りて料金を払いました。
以前、久万高原町のバス営業所あたりからタクシーを利用して岩屋寺へ行き、そのままタクシーを待たせて岩屋寺参詣後にまた同じタクシーに乗って大宝寺へ、という方法をとったことがありますが、それではさすがにお金がかかるので、今回は片道のみ利用しました。
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