東京都清瀬市の日枝神社と水天宮(過去のブログ記事より) | 石川鏡介の旅ブログ

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四国霊場会公認先達(権中先達)&秩父観音札所連合会公認先達です。四国霊場を中心に、古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。

 

 この前、東京都清瀬市清戸二丁目六一六番地にある日枝神社(山王日枝神社)と水天宮へ行きました。

 西武池袋線の清瀬駅からまっすぐ北へ向かい、志木街道との交差点に出たら右折し、志木街道を新座市(埼玉県)方面へ進みます。「水天宮」の大きな看板が道路わきにあって、迷うことはありません。

 新座方面に向かって道路の左側に水天宮と日枝神社があります。両神社は並んで建っています。

 まず、日枝神社へ行きました。

 祭神は大山咋神と大己貴神です。

 日本武尊が東征の折にこの地のヒイラギの根本で休憩し、「清き土なり」といった、という伝説があり、それでこの土地が「清土」といわれるようになり、やがて、「清土」が変化して「清戸」という地名になったということです。

 拝殿は結構立派な建物でした。このあたりは地理的にいうと清瀬市の中心部分になり、古くから土地の人の信仰をあつめていたのだと思われます。

 境内の、街道に近いほうには「みざる・いわざる・きかざる」の三猿の像が刻まれた石柱がありました。日枝神社=日吉大社の神の眷属が猿だと言われています。

 続いて、隣りにある水天宮へ行きました。天御中主神や安徳天皇などが祭神となっています。農業、漁業、海運、水商売、安産、

 子育て、子授け、水難よけなどに御利益があるとのこと。日枝神社と比べると社殿が古いように見えますが、創建は日枝神社のほうが古いようです。当然といえば当然のことですが、長い歴史の中で寄進を受けて建て替えたりいろいろあるので、見た目だけでどちらが古いとはいえない典型ですね。水天宮は福岡県久留米市清下町に本社があり、そこから勧請した社です。

 

(2011年9月21日の「石川鏡介のブログ」より転載)

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