牛すじ料理とお肉の秘密をプロが語る。 -26ページ目

簡単!牛すじ串味噌煮込み レシピ 

シンプルだけど、お酒にもご飯にもあう
「簡単!牛すじ串味噌煮込み」のレシピ紹介です。
ただ、東日本の方には少々甘いかもしれません(笑)

$簡単!牛すじ肉の下処理からレシピまでを調理師で牛すじのプロが伝授します。


串タイプでなくてもまったく問題ないですが、
より本格的で、手軽に居酒屋気分が味わえますよ。
今回は3種類の牛すじで作ってみました。


材料:4人前
牛すじ串(肉)    300g
砂糖        大さじ2
味噌        大さじ3
醤油        小さじ2
        1/2カップ
    かぶるくらいの量


$簡単!牛すじ肉の下処理からレシピまでを調理師で牛すじのプロが伝授します。



①鍋に下処理済みの牛すじ串(肉)を入れ、
 かぶるくらいの水を入れる。

②調味料をすべて入れ、火にかけ沸騰したらアクをとり、
 蓋をして、弱火で40~60分程度汁気がなくなるまで煮込む。

 青ネギと一味を添えるとさらにおいしくて、
 飽きることなく食べられます。

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アキレスは冷めると硬くなって行きますので、
一番はじめに食べるのがいいかもしれません。


味に関しては、今回のものが代表的なものですが、
砂糖を減らしたり、味噌を増やしたり、
合わせ味噌にしたりなどなど好みの味にかえながら
ぜひ、あなたの家庭の味で作ってみて下さい。



定番!牛すじカレー レシピ

わが家の定番!
牛すじカレーのレシピご紹介です。

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牛すじ肉の旨みが時間の経過とともにカレーにしみこんで、
いつ食べてもその時々のおいしい味が楽しめます。
一度食べたら必ずやみつきになりますよ~(笑)


材料:4人前
牛すじ肉      200~300g ※下処理済みのもの
にんじん       1本
じゃゃがいも     4個
玉ねぎ        1個
にんにく      3カケ
ホールトマト     1缶
カレー粉      1袋弱 ※コスモ食品のカレールー辛口
         750cc
※カレールーでもOKです。


$簡単!牛すじ肉の下処理からレシピまでを調理師で牛すじのプロが伝授します。


① 牛すじは大きめな一口大にカット、
  じゃがいも 1/4 にカット
  にんじん  よく洗い皮をむかずに、いちょうぎり
        ※にんじんは皮の近くが一番甘いので家庭でなら
         皮をむかないで食べた方が美味しいです。
  玉ねぎ   スライスしたもの
  にんにく  細かくみじんぎり

② 鍋にオリーブオイルを多めにしき入れ、
  にんにくのみじん切りを入れ
  弱火の火で色づき香りが出るまで軽くいためる。
  その後玉ねぎを入れさらにいためる。10分程度

③ ある程度色が変わるまでいためたあと、
  牛すじを入れ表面を軽くいためる。
  その後にんじん、じゃがいもを入れ一緒にいためる。
 (あくまでも表面のみでOK)

④ 水を入れ沸騰したらアクをとり、
  弱火にしてホールトマト缶を1缶つぶしながら入れる。
  その後、野菜や牛すじが柔らかくなるまで弱火のまま
  ゆっくり煮込む。

⑤ 柔らかくなったら、一旦火をとめ、カレールーを入れ、
  しっかりルーを溶かしてから、
  さらに弱火でとろみがつくまで煮込む。

⑥ 完成してからは、一度粗熱をとって冷ましてから、
  再度温めて食べて下さい。
  味がなじみますよ~。


$簡単!牛すじ肉の下処理からレシピまでを調理師で牛すじのプロが伝授します。


カレールーは、市販のものでも同じく美味しく作れますが、
カレー粉を使った方が、よりそれぞれの食材が持つ
おいしい味が楽しめますよ。

また、ナスやズッキーニ・ピーマン・アスパラ
ブロッコリーなどの野菜を入れれば入れるほど
おいしくなるのもカレー粉を使ったカレーの特徴です。

特に小さなお子様向けとしては、食育の意味でも
大変おすすめですね。

日本人に肉は合わないというウソ パート2

肉が体によくないと多くの人に思われている
最大の要因は、
脂=脂肪 の存在だと思います。

確かに摂り過ぎれば生活習慣病の危険性はあると思います。

だからと言って 肉=危険 とはならないのです。

赤身の部分には、
動物性たんぱく質が豊富で
必須アミノ酸が豊富です。


それぞれの詳細ははぶきますが
肉を食べて動物性たんぱく質を摂取すると
下記のような効果があると言われています。

※ここで言う肉とは牛以外の豚鶏なども含むです。


免疫力を高める
  
  肉のたんぱく質には、
  免疫細胞の一つでナチュラルキラー細胞
  (細菌やウイルスなどを殺傷する細胞)
  を活性化させ免疫力を高める働きがあります。


体温を高める
  
 特に鶏肉は1度以上も体温が上昇すると言われています。


疲労回復・スタミナの源
  
  肉に含まれる脂肪酸やアミノ酸には抗ストレス効果
  があるとされています。

  肉を食べることでストレスから受けたときに
  分泌されるカテコールアミン
  という成分を抑制し、過剰なストレスから
  
  心身を守る作用があることがわかっています。
  特に鶏肉のムネ・ササミがいいようです。


肥満を抑制する働きがある
  
  肉を食べると
  セロトニンが出て、満腹中枢を刺激し
  「食べたい」という意欲を減らす働きがあります。


うつ病にも効き、脳に至福感をもたらす

 ストレスや不安、恐怖心といったネガティブなものから
 心を守る役目を果たす。
 また、血圧の上昇を抑える


赤身以外の
脂質やコレステロールも種類によっては
身体の機能を維持するため
さまざまな役割を果たしています。

摂りすぎには注意が必要ですが、
特に、適切なコレステロールは
脳卒中や認知症から脳を守る役割があります。


肉は健康によくないと思って控えているなら
これからは肉も含めて色々な食材をバランス良く摂取し
楽しい食生活を送って心も体も健康になりましょう!





参考文献
肉を食べると健康になる 著 高田明和
肉食健康ダイエット   著 荒木裕