100円ライター | 所沢・川越発 倉庫・物流業マルニ・ロジコムの三代目社長がゆく。。。

100円ライター

今朝のTBSラジオで
100円ライターの安全基準強化が
取り上げられていた。

着火しづらい仕組みにするというのが
今回の基準強化のお題目らしい。
つまり、敢えて「不便なライター」を作りなさいよってことだ。

着火のためのアクションがややこしくなる分、
部品点数の増加は避けられないらしく(当然だわね)、
メーカーとしては基準対応品を
180円くらいで売りたかったらしい。

ところが、
市場調査の「180円じゃ高過ぎ!買わない!」
という結果に押され、
試しに150円で販売したところ、
からっきし売れなかったそうだ。
近いうちに130円で改めて試験販売して
市場の反応を見るという。

う~ん、、、なんかおかしくないか??

1つ目。
そもそもこの規制の発端というか目的は
子供の火遊びによる焼死事故を防ぐことらしいが、
ライターという「危険なもの」を
幼い子供の手の届くところに置いておくことが問題であって
ライター本体に規制かけるのはナンセンスだ。
じゃあ、包丁も「切れにくい包丁」にしろってか?
そんなバカな。
「大人の責任で子供を危険から避ける」
至極当たり前のことをやれば良いだけじゃんよ~。。とほほ。

2つ目。
100円ライター、
年間になんと5億本(!)以上も流通しているという。
「一家に何本あるんだ!?」って話だ。
なのに(だから?)、
180円はおろか、150円じゃ高いという。。
一家に1本あれば十分だろ~?

100円ライターもそうだが、
ビニール傘や自転車なんかも、
あまりに「安過ぎる」ように思うのだ。

だから、ライターが一家に何本もあったり、
台風の後に折れたビニ傘が街中に散乱してたり、
駅前に違法駐輪が溢れていたり、、、
みっともないったらない。

あまりに安過ぎると、
モノに対する有り難みも希薄になって、
「あれ~?どっかいっちゃった~。じゃあ新しいの買うか~」
ってことが当たり前になってるんだろうなぁ。。

こういった「あまりに安過ぎる」ものには
「環境税」的なものを設定して
販売価格の底上げをしても良いと思う。

業界から猛烈な反発があるだろうけれど、
こういうことこそ、
企業の社会的責任として
(特に大企業が)取り組むべきことのように思うんだが。。