ここ数年で、aiの進化が目まぐるしく、公認会計士は、将来なくなる職業なのでは、と言われています。
実際は、英語のaccountantがなくなるだろう、ということなので、ちょっと意味が違うとは思いますが。
そのせいなのか、ここ数年、会計士試験の受験者のレベルダウンがすごい、と言う偉い方もいらっしゃいます。
ひいては、公認会計士のレベルの低下につながる訳です。
私は、どちらかというと、暗記などの地道な作業を嫌がる人が増えたのでは、という方が気になっています。
そういう方々のキャッチフレーズは、「暗記より理解が大事だから、まず理解が先だから」
私は、これは、半分適切で、半分間違いだと思っています。
確かに、暗記より理解が大事かもしれません、究極的には。
でも、理解が先、にはそうとも言い切れない側面が多分にあります。理屈は理解しきれてないけど、とりあえず何となく手を動かして問題を解く。そうすると、ふとした時に理解が進む、というのは、私も何度か実感しています。特に、簿記など。この、「とりあえず」ができるかが実は大事なのではないかな、と思っています。「案ずるより生むが易し」の精神でしょうか。
これは、子どもの受験勉強にも言えるな、とふとこんな話を思い出しました。
しばらく前の塾の授業で、確か開成の入試問題として、「三角形の面積の算定式が底辺×高さ÷2なのはなぜか?」が出たらしい、と先生のお話があったみたいで。
上の子は、クラスで解けたの、僕ともう1人だけだったんだー、と嬉しそうに話していました。
この、公式。とりあえず理解してなくても、面積算定の問題を解いていれば、ふと、何で2で割るの?と思うでしょう。そして、考える。あー、底辺と高さを縦横とした四角形の半分なんだ!と。だから2で割るのね。と。
で、完全理解、です。
理解が先、にこだわると、時間がもったいないかもしれませんよね。
まぁ、この話は極端かもしれませんが、
私は、暗記は理解を助けると思っていますし、暗記と理解は、その深さが抜きつ抜かれつの関係だと思っています。
だからこそ、子どもの塾はスパイラル方式なんでしょうね。
まぁ、とは言え、もっと教えてくれよー。。特に理科…と思うこともありますが💦あ、いつも思ってる、というのが正しいかも…
話が混ざりましたが、試験に挑む者たち、「とりあえず」手を動かしてみんしゃい。
ネットで調べればいいよ、は受かってからね。
暗記したことって、単なる理解したことよりも己に定着しやすいと思いますし。
なんて、仕事と育児、リンクして色々考える今日この頃なのです。