単に技術力だけを比較するならクラシックの方がダントツ
時々太刀打ちできない技術を習得した天才少年少女も現れる。
でも全然下手くそな子供のリミッターが最初からないような歌
ピッチがあいまいなお母さんのささやくような子守唄
結婚式でベロベロになりながら歌う友人の歌
にも感動してしまう。
いくら完璧でも、「さぁ、聴きたまえ」的な態度で来られるとちょっと引いてしまう
非の打ち所がない、というのは100点じゃなくて120とか150…
やってる本人も出せると思わないものが出てしまう時だったり
完璧なリズムで全く外さないより、時々揺れたりよれたりちょっと詰まったりした方が味がある
一音、音が詰まったから減点、という風な聴き方を普段はしない。
和楽器の方でも、「春の海」など、書いてある楽譜通りのテンポで弾くとなんとつまらない(笑)
雅楽はわざと縦のラインを合わせずずらさないといけないというし
ポップスではテンポが走ると怒られる
地唄などではテンポが走らないと怒られる
なにが本物でなにが偽物なのか
偽物に感動するのは見る目がないのか
下手くそに感動するのは聴く耳がないのか
上手くない人が売れてしまうのは悪いことなのか
そういうことではないと思う。
メジャーとかマイナーとかある程度のロジックはあるにせよ
それも時代や地域、状況が変わればひっくり返る
民族音楽など、ドレミですら、12音階ですらない
このへん「美人」の定義と似ているかも
本当の美人って、なんでしょうね?