大人数で決めることは100%の正解はなくて、どんなことでも必ず賛成と反対がある。

例えば、
戦争は絶対NOという考えのもと、武器製造させないという大多数が思っていることがあったとしても、反対意見があり今も武器製造をする企業がある。
ヤクザ撲滅のための法案を作っても、ヤクザによって守られている人達にとってはその法案は反対意見となる。
極端な例だけど、全ての物事は立場が変われば賛成にもなり、反対にもなる。

コロナが広がるという理由で、お酒提供NGや営業時間短縮といった正しいと思われることでも、飲食店などの店舗経営者、および働いている人の立場から見たら、そんなことされたらお店が潰れてしまうから正しいことだと分かっていても賛成はできないと言ったようなことがある。


Twitterで話題になったイラストがまさに全ての人を納得させる難しさを表している!
見方次第で賛成にもなり反対ともなるってこと。

何かの決断に対し、全国国民が100%賛成するということは不可能。
どんなことでも必ず批判があり、決断には常に批判がセットでつきまとう。
決断には批判と向きあう勇気が必要となる。
そんな批判を和らげる方法とは?




■判断基準は人それぞれ
⚫︎100%賛成は不可能
人の判断基準は様々ある。
正しいこと or  間違ったこと
好きなこと or 嫌いなこと
得すること or 損すること

当然判断基準が異なれば考え方も異なり意見が一致するということはあり得ない。
そのために、多数決という手段をとって方向性を決めるというのが民主主義の方法。

でも、多数決を繰り返すと結果どうなるか?
新しいことが生まれにくい環境が作られる。

人は現状から変わることを極端に嫌う生き物。
新しいこととは、現状からの変化。
当然新しいことは批判が殺到する。
それはテクノロジーであっても正しいことであっても。

⚫︎知らないことは「怪しい」
大前提として、多くの人は自分の知らないことに対して「怪しい」「詐欺」と決めつけてしまう。
言葉を変えると自分に知識がないのに、知らないから「嫌い」と無意識に判断することがある。
この知らないのに無意識に判断することは実は自分の知識不足。
知識不足によって批判することがある。


例えば、
クラウドファンディングは今では資金を集める方法として少しは一般化した方法だし、応援者から資金を集めて事業を起こすという方法。
でも、数年前まではこの資金調達の方法は「怪しい」「詐欺まがい」と言った意見はすごく多かったと思う。
クラウドファンディングという手段が悪いのではなく、単純に知らないことは「怪しい」という批判が多かった気がする。

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YouTubeも今では芸能人も多数参戦するし、制作会社もYouTubeに力を入れているけど、数年前は「YouTubeなんて素人動画」と批判しまくっていた気がする。
それでも、素人が大金を掴むのをみて「YouTubeは儲かる!」と参戦する。

でも、YouTubeをやったから儲かるのではなく、YouTubeで稼ぐ仕組みを作れているから儲かるは全然違う。
どんなビジネスも成果を出す人と出せない人の違いは知識不足。
特に新しいことを批判する傾向の強い人は、本質的な部分を見ないで表面だけのよい部分だけを見て判断する。

このように最初は「知らないから」と言った理由で批判姉弟なのに、表面の結果だけみて知らない間に批判していた意見を手のひら返しする人は結構多い。

新しいこと、自分が知らないことをすぐに批判する人を観察すると面白いと思う。
#イヤな人ばかりだよ
批判をするなら改善策を提示できないと意味がない!

■手のひら返しする理由

⚫︎知識のない批判は恥をかく
自分が知らないことを批判するとどうなるか?
単純に恥をかくだけ!(笑)

知識不足で勝手に自分の固定概念を決めつけていたくせに、周りがやり始めたら焦って多数派意見に流れる。

YouTubeを批判していた人の多くは、YouTubeの収益がどこから生まれ、時代が自分時間に切り替わっていると言った知識を最初から知っていたら間違いなくYouTubeという手段を批判はしないと思う。
知識は手段、方法を知ることでそれを知らないで批判だけしていると結果的に恥をかく。
#ってかアレだけ批判してやるんですか(笑)


⚫︎多数派に流される批判意見
TVコメンテーターや会社でも普段の生活の中でもすぐに批判ばかりする人はいる。
これは全世界共通。

最近話題になったことといえば、大谷選手の二刀流。
これまでMLB史の中で二刀流で成功した人はベーブルースしかいない。それも100年以上昔の話。
この事実だけを見ると、大谷選手の二刀流での成功は不可能と言い切る人もいれば、過去に実現した人がいるならできるかもと期待を込めて思う人もいる。

過激な話題で注目を集めたい人の多くは、新しいことを徹底的に批判する傾向が強い。
でも、誰もが不可能だと思っていたことで実績が生まれると過去に批判していた人は一瞬で自分の意見を変える。

批判する人は自分の意見を変えることに対して一切のプライドはない(笑)
自分の意見を手のひら返ししたことなど忘れてしまっているケースが多い。

それはなぜか?
批判をいう人は、多数意見にしか自分の意思はないからだと思う。
権威効果を使う人も本質的には同じかもね。


関連ブログ⬇️⬇️ 自分を大きく見せる権威効果



⚫︎多数派意見に流される
批判的な意見ばかりをいう人を観察すると、大多数が思っているであろうことを自分の意見としている。
それは少数派の意見は全て批判と同じ。

大谷選手の場合も、多くの人は「流石に二刀流は難しいだろ〜」という意見が圧倒的に多かった時は少数派意見でもある「二刀流が成功する」といった意見を徹底的に批判する。

それは多くの人が難しいと思っていることなら、批判しても自分の意見は大多数と同じという安心感があるから結構過激なことも言えたりする。
でも、少数派意見だったことが多数派意見に変わってきた時、批判していた人はあたかも最初から少数派意見だったかのように自分の考えを180度変えてしまう。
それは批判していた内容が少数派になってしまったら自分に多くの批判が来るのが怖いから!!!

批判ばかりする人を観察すると、多数派意見に自分の身を置いている為、多数派が変わると簡単に自分の意見を変える。
当然そんな人は周りから信用はされない。


■批判を和らげる
⚫︎少数派意見を貫くなら
新しい技術やビジネスモデルが生まれる時の多くの批判はこのような「知識不足」が原因の場合がある。

少数派の意見は、多数派意見という批判との戦いでもある。
多数派というだけで少数派意見を徹底的に批判する人もいれば、立場が変われば正しいことでも批判する人もいる。

自分が正しいと思うことを貫くことは非常に難しいのは、批判の波が常にあるから。
どんなことも全ての人を納得させることは難しいというイラストがまさに100%賛成はないという世の中をあわらしているね。


批判の波を超える方法は「批判を和らげる」しかない。
批判を和らげる方法は説明と結果の2つ。

⚫︎大谷選手の例

大谷選手は今や全米でも注目の的となっている。
それは誰もが不可能だと思っていた二刀流を結果という第三者が目に見えてわかる数字で納得させているからだと思う。

プロスポーツ選手にとって結果が全てを変える。
大谷選手の二刀流を叶えるという意思が結果を共った瞬間にムーブメントとなり応援者が増える!

「不可能だと思われた二刀流を見たい!」
これが今の全米の多数派意見。

この流れの中で、「大谷選手は失敗する」と言った批判を言える人はいなくなる。
それは今、批判すると自分が少数派になるから。


⚫︎説明不足の国会議員

オリンピックでの開催の有無、観客動員の有無、緊急事態宣言の度重なる発令。
「コロナ感染を防ぐため」という誰もが正しいかなと思う判断であっても国会議員に信用がなければ正しいことが批判となる。

批判の理由の理由は信用不足とともに説明不足もある。

判断基準が不透明で、コロコロ意見を変える姿勢が国民の信用を失った結果が今の緊急事態宣言なのに普通に生活している状況。

去年は説明不足でも「コロナ予防を防ぐなら仕方がない」という意見が多数派だったから少数派の反対意見は通らなかった。
でも、明確な基準もなければ国に協力しても保証がない実情。
何度も繰り返す説明不足が「コロナ予防は大切だけど、国に従っていたら損する!」という意見が多数派となったのが今ってこと。

このような状態になってしまったのは、明確な基準を説明しないまま正しいと思われる方法を強制執行してきたからで、もう誰も国の意見は聞かないのは仕方がないと思う。
このような頼りない国会議員しかいなければ、次回の選挙も当然注目度は下がり投票率も下がる。
まさに悪循環。


⚫︎結果と説明

自分の意見を貫くには知識を蓄え努力する。
その上で批判的な意見を和らげるために、結果を出すしかない!
そして結果とともに大切なのが説明。

「なぜやりたいのか?」
「こんな考えがありこんなメリットがある」
「デメリットあるけどメリットの方が大きい」
「時代の流れが変わっている」

などの説明を繰り返すしかない!
この説明の繰り返しこそが地味に効果を生む。


説明は賛同者を1人1人増やす作業。
賛同者が増えればいつしか少数派意見が多数派意見に変わる。
この地道な説明が状況を変える。

結果と説明。
この2つの意識が批判を和らげる方法!