学生時代に勉強を全くしてこなかった自分にとって、昔から受け継がれている考え方を知ることはすごく大切だと思う。
新しいことを作るためにもがき苦しみぶち当たった基礎能力のなさ。
商売とは?マーケティングとは?ブランディングとは?と調べ、小手先のテクニックを学び、心理効果を調べて、いざ実践するとなると上手くいかない。
そこから突き詰めて行くと行き着く先は昔からある考え方にたどり着く。
#まだまだ素人だけどね

本質は至ってシンプル。

孫子の兵法や孔子の論語が今でも受け継がれる考え方の本質は昔から変わらないし、これからも変わらないということ。

少し恥ずかしいけど、大人になって始めた勉強と向き合い始めたし、読書も最近やっと定着しつつあるレベルの素人だけど、知らないことを知ってそれを活用できる為に日々の一歩を大切にしたいと思う。


そんな、まだまだ素人の自分。
多くの人は学生時代にすでに勉強して知っているかもしれないけど、ベンジャミン・フランクリンの残した言葉を改めて眺めると、やっぱり大切なことって今も昔も変わらないなと感じる。



■ベンジャミン・フランクリンの言葉

⚫︎ベンジャミン・フランクリンとは?
ワシントン・リンカーンと並んでアメリカ人に最も尊敬されるている偉人の1人で、独立宣言や合衆国憲法への道を切り開いた有名人。
100ドル紙幣にもなっていることから、日本で言う福沢諭吉や渋沢栄一のような国全体に多大な影響力を与えた人物。

フランクリンは、人間関係を大切にし一大資産家になった。
資産家になるとその資産を慈善事業に惜しみなく使い、アメリカンドリームを立証した高潔な人物として有名。


雷が電気であることを発見し、避雷針を発明するなど政治以外でも発明家としても活躍した。

⚫︎有名な言葉
フランクリンが残した有名な言葉は数多く、1番よく耳にするのは「時は金なり」。

一度は聞いたことがあるこの言葉はフランクリンが残した名言の1つ。

他にも、
「知識に投資することは、常に最大の利益をもたらす」
「言い訳の上手い男は、他に得意なものがないことが多い」
「天は自ら動くものを助ける」
などといった考え方や教えのような言葉や、

「結婚前は両目を大きく見開いて相手を見よ、結婚したら片目を閉じよ」
といったユーモアセンスのある言葉も残している。

なんか心が感じれる言葉の数々が多くの人の共感を呼び今でもその考え方が受け継がれている。


■身につけたい習慣
アメリカで多くの偉業を成し遂げたフランクリンが良い習慣を得る方法として残したのが十三徳。

⚫︎フランクリンの十三徳とは?
フランクリン自身が試行錯誤の末に編み出した、良い習慣を身につけるための手順と方法を十三徳としてまとめられている。

1;節制
頭や体が鈍くなるほど食べないこと。
はめをはずすほどお酒を飲まないこと。

2;沈黙
他人あるいは自分に利益にならないことは話さないこと。
よけいな無駄話はしないこと。

3;規律
自分の持ち物はすべて置き場所を決めておくこと。
仕事は、それぞれ時間を決めて行うこと。

4;決断
なすべきことをやろうと決心すること。
決心したことは、必ずやり遂げること。

5;節約
他人や自分に役立つことにのみお金を使うこと。
すなわち無駄遣いはしないこと。

6;勤勉
時間を無駄にしないこと。
いつも有益なことに時間を使うこと。無益な行動をすべてやめること。

7;誠実
だまして人に害を与えないこと。
清く正しく思考すること。
口にする言葉も、また同じ。

8;正義
不正なことを行い、あるいは、自分の義務であることをやらないで、他人に損害を与えないこと。

9;中庸
何事も極端でないこと。
たとえ相手に不正を受け激怒するに値すると思っても、がまんしたほうがよいときはがまんすること。

10;清潔
身体、衣服、住居を不潔にしないこと。

11;冷静
つまらないこと、ありがちな事故、避けられない事故などに心を取り乱さないこと。

12;純潔
性的営みは、健康のためか、子供を作るためにのみすること。
性におぼれ、なまけものになったり、自分や他人の平和な生活を乱したり、信用をなくしたりしないこと。

13;謙譲
イエスおよびソクラテスを見習うこと。


どれも当たり前のことだけど、この全てを実現することは結構難しい。
自分の場合、2;沈黙、7;誠実、9;中庸、11;冷静という部分の能力が欠けている気がする。
この十三徳目を自分に当てはめると何かが不足していることが当てはまる。

どんな人間でも欠点がありそれを意識できて生活することが良い習慣として変わるというのがフランクリンの教え。


■日々の意識
⚫︎トレーニングで変えられる意識
フランクリンの十三徳が完璧にできている人はいないと思う。
でも意識だけすることで、言動や行動が少しでも変化させることができる。

よく使われる方法としては、毎日の記録。
かなり面倒な方法ではあるけど、このように毎日の記録が目に見てわかると言う方法が1番手っ取り早く能力が身につく。


出来なかった項目を印をつけることで、自分には何が足りないかと言うのが明確にできる。

毎日ではなくても、1週間の振り返りでも十分効果はあると思う。
日々の生活の中で十三徳を意識してみる。



⚫︎日々の積み重ね
当たり前すぎてということが実は本当に大切なことだなと言うことが、昔から変わらないこと。

今も昔も当たり前のことがあって、多くの人は当たり前だと思っていても実際に「できてる?」と聞くとできていないことが多い。
この1つ1つと向き合うことで良い習慣を得られる。


フランクリンの名言で自分が好きな言葉。

One today is worth two tomorrow.
今日という一日は、明日という日の二日分の値打ちがある。

今を全力で生きる。
その積み重ねが未来につながる。