最近は書斎で勉強している自分がイケてる?という勘違いに酔っている【まるメガネ】ですwww
動機は不順でも?勉強することって面白いね。
今日は広告戦略について。
以前、話題になった広告で、年始CMやワイドショーでも取り上げられたそごう西武の広告!
ちなみにそごう西武の過去の広告とか見ると、すごくカッコいい!
ヴィジュアルだけ見たら自分は好き!!!
広告代理店の仕事は話題にすること。
その点で言うと、そごう西武の宣伝は効果が高かった。
ただ、莫大のお金を支払ったそごう西武の本来の目的である売上を上げるという点については、一時的な売上増はあったとしても、現在時点ではほとんど広告効果はなかったと思う。
なぜか?
それは、広告の本質を全く捉えていなかったからだと思う。
広告は、主に新規客に対しての認知が目的になってしまっているからだと思う。
そう言う意味では今回は大成功。
ただ、売上を伸ばす点で重要なのは、
『なぜそごう西武で買うのか?』という差別化や優位性がないとお客さんはわざわざそごう西武を選ばないということ。
広告で認知はされたけど、それがお店に行こうという動機になっていないということだね。
カッコいい広告を見たから、お店に行こう!ってならない。
大前提はそのお店が魅力があるか?ないか?
ひっくり返そう!というシンプルで伝わりやすいワードと実店舗がリンクしていなかったのが問題だと思う。
結局、得したのは認知度を上げたという明確な成果を出した広告代理店だった
広告の位置付けは本当に難しい。
今後、広告のあり方が変わってくるとは思うけど、広告の手法がどのように移り変わってきているか?調べてみた。
消費者が実際に商品を認知してから購入するまでの行動をモデル化した代表的な購買行動モデルで
AIDMA(アイドマ)AISAS(アイサス)SIPS(シップス)の3つの購買行動モデルがある。
AIDMAとは
1920年代にアメリカで提唱された購買行動モデルで、「認知」から「行動」までの段階をまとめたモノで、基礎的な考え方
AISASとは
AIDMAが提唱された1920年代から80年後、2000年代に電通によって提唱されたモデルで、AIDMAをインターネットが普及した時代に適用できるよう発展させたモデルで後半の3つがAIDMAと異なることが特徴
SIPSとは
2011年に登場した購買行動モデルで、これも電通の社内ユニットが提唱したインターネット時代に対応した購買行動モデル
そう、日本で代表的な広告戦略は第三者である学者が提唱したのではなくその理論を広告代理店である電通が提唱しているということだね。
購買行動に関しては凄く活かせる要素はある。
ただ、なんとなく
広告=売上増のツールがいつのまにか、認知させること=広告と
本質がすり替わっているような気がする。
購買行動モデルを知った上で企業の売上や価値を上げることが本当の広告。
勿論、これは何を優先するのか?によって評価は変わってくるけど、本来お金を使うクライアントの売上や価値を上げるのが広告の本質であれば、面白さだけで注目を浴び、一時的な認知が成功?と考える広告はクライアントにとっていいのか?と言ったら間違いなくNO!!!
広告って深く知ると奥が深いね。
そごう西武の広告のケースは凄くカッコいい広告だし、認知させるテクニックも凄い。
ただ、肝心のお店が広告のレベルになっていない。。。
正直、広告代理店の仕事としては成功だけど、広告効果としては???微妙だね。
広告代理店の仕事って、商品力が既に強い企業は認知効果が売上に出やすいからいいけど、、、
ほとんどが差別化がないところが多い気がする。
そうなると企業の体力がなくなったら、真っ先にカットされる経費が広告ってことなんだろうね。
最も泥臭い売上直結する広告がバンバン出せるかが今後の広告代理店の仕事かもね。
大変だぁ〜。。。
明日は、もう少し踏み込んだ販促活動について書いてみる。
↓↓↓1/8に書いたブログ
興味がある日人は見てくださいね!
この頃と比べると少しは成長しているみたいww