もう、何となくしか思い出せない。自分の中の想像なのか、本当の声なのかよくわからない。でも、口調ははっきり思い出せる。
夕飯に少し手の込んだ料理が出てきたり、ちょっと良いレストランに行ったりすると兄は
「豪勢やねえ。」と言う。
私が兄の話を上の空で聞いていると
夕飯に少し手の込んだ料理が出てきたり、ちょっと良いレストランに行ったりすると兄は
「豪勢やねえ。」と言う。
私が兄の話を上の空で聞いていると
「ねえ、話聞いてる?」と少し拗ねたように言う。
そんなちょっとした口癖とか、そういうのを、ふとした瞬間に思い出す。
もしかしたら、そうやって思い出すときに兄が側まで来てくれているのかな、と思う。
会いたいなぁ。本当の声が聞きたいよ。