別に体質改善したとか、何かの健康法の話ではない。とても非科学的な話。
兄が亡くなって数日経った頃、夕方眠くなって兄の部屋でうたた寝をしたことがあった。兄が普段使っていた布団が畳んで置いてあって、それは亡くなった後も納棺までは兄が横たわっていた布団だった。
10月半ばで朝晩は少し冷えるから、普段だったらそんなところで寝たりしたら、足が冷え切って復活できないほどだったと思うが、目が覚めたとき、何故か足がポカポカと温かくて、心も少し温かい気がした。それ以来、足が冷えすぎて眠れない事が殆どなくなった。
実家は古い一戸建てで、いつも寒かったから、行くたびに風邪を引いていた私を心配して、兄は母に、私が寒くないようにしてやってくれ、と言ってくれていたらしい。
だから、もしかしたら、兄が私が寒くないように、その日も温めてくれていたのじゃないかと思っている。それがお守りのように、私を今でも守っていてくれてるのかな、と。亡くなっても、やっぱり私に優しいのだなと、父母には内緒で確信している。