2020年、2021年と
私の登山は停滞している。
「今思えば」ばかりが出てくるが、
2020年は落石による怪我により約2ヶ月体調を崩したことが一番の原因だった。
コロナにはかなり慎重派なので、行動にいろいろと制限があったのも否めない。
今思えば、2020年なんてそんなにひどくなかったのに。
2020年の晩秋から2021年の早春まで私は例年の訓練山行を続けた。
岩場の多い山の訓練と、里山約20キロ(累積標高差1900m位)山行がメインとなる。
特に20キロ山行は10回以上して、明日アルプスでもすぐ対応出来る体作りが出来ていた。
3月までは。
しかし花好きの私は春から概ね花歩きに移行するため、
大抵4月5月で脚力を落とす。(例年)
寒い時期の訓練貯金(貯筋)なんてあっという間に底がつく。
6月頃から2000m級の山行を始め、7月からの夏山シーズンに挑むのだが、
今年は春から6月にかけて大ブレーキがあった。
身体が弱い人と同行の散策が続いたのだ。
コロナも変異株が猛威を振るい、私は今年も断念して、
身体が弱い人との付き合いを優先にしたのだが、
これはあらゆる意味で私の計画を狂わせた。
身体が弱い人との付き合いだからこそ行けた山もあるが、
私の登山力は格段に落ちた。
特に顕著なのは肩や腰、
つまり耐荷訓練を怠ってきたことにより筋力低下が目立った。
一発逆転をかけて、7月に4連休を取り北アルプスを目指そうとしたが、
重い荷物を担ぐ力がないことに気づいた。
私は直前にキャンセルをした。
その頃コロナが全国的に深刻になっていて、山小屋泊自体が怖くなったというのもあった。
その後も不甲斐なさは続く。
8月は梅雨のような長雨が続きほとんど山に行けない。
9月初め、ワクチン2回接種してとうとう山小屋泊出来るかというところ、
なんと18日間も体調不良が続いた。
長時間山行訓練など全く出来ない。
こんな感じで今に至る。
しかし花に関しては僅かながらも自力で辿り着いたものがいくつかあった。
ずっと見てみたかった花、絶滅危惧種1Aをいくつか見ることが出来た。
あるときから登山は断念して花探しに転換したというものある。
私が遠くの高い山に行けるのは週に1日。それも天気次第。
だから実際に行ける日数はさらに少ない。
その少ない時間を有効に活用するには徹底的な事前調査が必要となる。
私のやり方はいつもこうだ。
今年に限って言えば、10割の打率だ。
来週3連休を取っているが、
登山不足の私は北アルプスに行ける資格がない。
(去年むち打ち症状がいまいちな中、小屋泊まりをしてバテて撤退したという痛い経験があるので慎重なのだ)
私はこの3連休で
今開花状況を追っている絶滅危惧種の確認と
来年の花歩きの山の事前調査=山行を行おうと思っている。
悔しく、不甲斐ないが、私の特技はどんな状況でも光を見出すことだと思ってる。
来年はいくつか見たい花があるので、今その花の情報収集と開拓すべき山域を絞っている。
今年の最大の過ちは無駄な付き合いだったと思ってる。
正直言って好意などないのに脅されて(というのが私の認識)こいつに孝行したのが致命的な時間と経験のロスにつながった。
ある人に団体山行が出来ない人間は未熟だみたいなことを言われたが、
自分の納得するスピードで歩け、自分が一番行きたい山に行けないならタダでもその時間が勿体ない。
仕事をしていない人間には付き合い山行する時間の余裕があるだろうが、私にはその余裕がないのだ。
癌を経た人間には時間が、人生が短くしか思えない。
来年は念願のアルプス山行、いくつかの花との出会いを、
誰にも遠慮せずに行おうと思う。