" 茜色に焼かれる "
監督 石井裕也
出演 尾野真千子
オダギリジョー
片山友希
永瀬正敏
前田亜季
鶴見辰吾
嶋田久作 *弁護士
あらすじ、ネタバレ御免
真知子は 芝居が得意だ
純平の父ジョーは 自転車で横断歩道を渡り
信号無視した車に撥ねられ即死
ジョーはバンドマンだった
トップのトップを目指していたが
売れずに30歳で死んだ
7年後
アクセルとブレーキを踏み間違え
ジョーを殺した老人が死んだ
純平(13歳)の母真知子はまだ許せない
告別式に出掛け
加害者の息子辰吾に丁重に追い返される
香典 10,000円
加害者の息子辰吾も誠意を尽くした
もう勘弁して欲しい
加害者はかつて偉い官僚だった
アルツハイマーを患っていると言う理由で
逮捕されなかった
ジョーは30歳で死んだが加害者は92歳まで生きた
真知子は3,000万の賠償金を放棄した
謝罪の言葉が無かったから
真知子は謝罪の言葉が欲しいだけ
弁護士が真知子に警告
2度と顔を出すな
市営団地 家賃 27,000円
真知子は純平と2人暮らし
食費 約36,000円/月
真知子はホームセンターで
生花担当として働いて3ヶ月
時給 930円
以前はカフェをしていたがコロナで潰れた
ジョーの愛人だった亜季
ジョーとの子を育てている
真知子は養育費を渡している
ジョーの父は脳梗塞で倒れ施設に入る
益々 お金が掛かる
真知子は風俗ペロペロで働く
時給 3,200円 × 6時間勤務 = 19,200円
長瀬店長と同僚友希(25歳)
純平は学校で虐められる
真知子は友希と呑む
生と死について語る
真知子は元同級生と再会
交際を申し込まれ風俗ペロペロを辞める
花屋を理不尽な都合で解雇される
真知子は交際中の元同級生に
風俗で働いていたと告白
元同級生は気にしない
遊びだから 結婚してるし子供いるし 遊びだから
真知子は友希と呑む
友希は子供の頃 父親に犯され
子供の頃から糖尿病で
今は暴力を振るう紐と暮らしているが
赤子を堕ろしに行き癌が見つかった
かなり進行している
飲食代 7,280円
純平はまだ嫌がれせを受けている
ベランダで虫干ししていたジョーの本に
火を点けられる
純平と真知子は団地を出て行く事になる
真知子は包丁を持って出かける
遊ばれた同級生を呼び出す
純平は友希に連絡
長瀬店長が来る
真知子を遊んだ男をボコる
ヤクザに引き渡す
長瀬店長は有能な弁護士とも知り合い
それからすぐ友希が死ぬ
ビルから転落した
自殺とは断定されなかったが
その直前
真知子と純平に100万余を渡してくれと
長瀬店長に頼んでいた
真知子は一人芝居を
リモートで老人ホームに配信
前衛過ぎて
理解不能
でも これが
純平自慢の母なのだ
コロナ禍 真っ最中の映画
マスクするのが普通の時
この世は
嘘ばかり
お芝居だけが真実
この世は
まともに生きてたら
死ぬか 気が違うか 宗教に入るか
この世には沢山の神様が居る
いい神様も居る
悪い神様も居る
悪い神様の方が多い
次々に襲う不幸
終わりそうで終わらない
暮れそうで暮れない
西の空が茜色になる頃からが本番
2021年 日本映画 144分
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