" ArC "
監督 石川慶
原作 KEN LIU
出演 芳根京子
寺島しのぶ
岡田将生
清水くるみ
中村ゆり
倍賞千恵子 *老いた京子
風吹ジュン
小林薫
17歳
京子 出産
赤子は親に任せて顧みず
19歳
クラブ
京子も踊る
独創的過ぎて 一般受けしないが
VIP席のしのぶは
京子の若さに価値を見い出す
京子はしのぶの会社を見学
しのぶの会社は遺体永遠保存の技術を開発している
作業員くるみが処理法を説明
京子はくるみから処理技術を学ぶ
遺体永遠保存の仕上げはポーズ作り
生前の個性を生かすポーズ作りが大切
しのぶはポーズ作りの天才
しのぶは遺体永遠保存は死の恐怖の克服だと言う
しのぶの弟将生(15歳)は別の方法で死の克服を探す
30歳
京子はポーズ作りの第一人者
ポーズ作りは1日に20体くらい
しのぶの弟将生(26歳)は
老化抑止研究の実用化を目指している
老化抑止技術の人への応用許可が厚労省から降りる
将生の見解は生物は死ぬように出来ていない
死は不要
姉しのぶは
将生の見解に反対
老化抑止に反対 死は必要
生きる事の対局が死ではない
生きる事の中に死がある
不老化に関するアンケートで
国民の9割以上が不老化を希望
京子は将生と結婚
姉しのぶは老化抑止技術の適応を拒否
生きながら 自分で自分に
遺体永遠保存を施す
京子は老化抑止法を受ける
老化しない体になる
89歳
京子は見た目30歳より若い
将生は見た目
32歳
少しだけ老化している
遺伝子異常で
不老化処置が上手く作用していない
これからは急激に老化する
残された時間は2ヶ月
将生御他界
片手だけ永遠保存
京子は90歳
不老化処置が普及し
不老化処置を受けていないのは少数派
遺体永遠保存は過去の遺産
京子の娘ゆり 見た目5歳
将生の異常は遺伝していない
不老化不死処置に問題なそそう
京子が運営する老人ホーム“将生の庭”
入所者42名
新入居者ジュン 薫の妻
薫(73歳)は京子の息子
薫は自分を捨てた母京子を待ち続けた
でも 母京子は帰って来なかった
祖母が死んでも帰って来なかった
薫は不老化処置を受けなかった
薫とジュンは穏やかに老後を過ごし
ジュンは病で御他界
半年後 薫は海に出て帰らず
135歳
京子は見た目80歳
娘ゆり50歳 見た目39歳
孫キヨ子 見た目24歳
京子は不老化をやめた
もう十分生きたから死ぬ
永遠に生きるチャンスを得た最初の女性は
それを諦める最初の女性になる
遺体永遠保存なら
剥製と何ら違いが無い
人間だって剥製にすれば
かなり長期に保存できる
小学生の頃 読んだ短編に
“世界で1番不幸な男の話”
ってのがあって
その男は
子供の頃から不幸続きで
大人になっても歳をとっても
不幸続きで
いつまで経っても死なず
人類最後の生き残りになって
不死が最大の不幸だと痛感
ゴキブリに昔話をしながら暮らし
そのうち
地球最後の生物になっても生き続けるだろう
ってのが落ちだった
永遠の命 欲しいですか?
人間は愚か
死を意識して
初めて生を実感する
2021年 日本映画 128分
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