" シネマの天使 "
監督 時川英之
出演 藤原令子
佳村さちか
及川奈央
石田えり
あらすじ、ネタバレ御免
シネフク大黒座 1892(明治25年)〜2014
大黒座がなくなる少し前
令子は変わった夢を見た
仙人とアシスタント奈央に会う
令子は大黒座のSTAFF
同じくSTAFFのさちか
支配人えり
大黒座は客が減り赤字 存続不可能
支配人の力不足で御座います
大黒座は4つの劇場があって
増築もされてるので中はまるで迷路
新作だけでなく
古い名作も上映する
令子は夜中の館内で謎の老人と出会う
私 映画館に住む天使で御座います
みんなには 内緒で御願い致します
2014年8月31日
大黒座閉館
最後の上映は『崖の上のポニョ』
『少女たちの羅針盤』
『泣きながら笑う日』
『シネマの天使』
自称“シネマの天使”は
映画好きの浮浪者で
前支配人の友人だった
大黒座は取り壊される
過去に栄光あれ
松本ビカデリー 1960-1998
渋谷パンテオン(東急文化会館)1956-2003
松本セントラル 1940-2004
松本中劇 1946-2004
松本テアトル銀映(信州) 1914-2008
松本エンギザ 1921-2010
新宿ミラノ座 1956-2014
夢に出て来た仙人は何者?
夢だから 説明なし?
大黒座の開館は 1892年
シネマ cinéma 1895年 リミュールが発明
ってことで
大黒座は最初から映画館だった訳ではなく
普通の劇場だった
映画が流行りだしたので
時代に合わせて姿を変え映画館になった
その歴史を忘れて
過去の栄光にこだわり
時代に合わせて姿を変えるのを忘れたから
潰れた
僕の住む安曇野市には映画館が無く
隣の松本市へ見に行くのだが
僕が高校の時によく行った古い映画館は
今はほとんど無くなった
ビデオ DVD ネット配信で
家でも手軽に映画が見れるようになったし
信州の人は電車より自動車移動が主だから
郊外の大駐車場があるシネコンが主流になり
街中の映画館は客が入らなくなった
2015年 日本映画 93分
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