" 襟裳岬 "
監督 加藤彰
出演 山口いづみ
神有介
夏夕介
森進一
あらすじ、ネタバレ御免
原宿のブティックに勤める針子いづみ
いづみは忘れ物をして
北海道産まれの有介に見つけて貰う
*
1974年12月15日
ハイセイコー引退
*
1974年12月18日
倉敷市水島海岸通りの三菱石油水島製油所で
ドームルーフタンクの底部が破損
重油約4万3000kl(ドラム缶21万5千本分)が構内に流出
うち7500~9500klが海上に流れ出る
*
いづみは拉麺屋で有介と再会
有介は襟裳岬で産まれた
有介は同郷の幼馴染夕介のアパートに居候している
いづみは有介と
国際劇場へ森進一ショウを観に行く
♪北の街では〜
悲しみを暖炉で 燃やす方法を発見したらしい
訳の分からない事で悩んで老いぼれて
歳月をひろい集めて 暖め合うらしい
襟裳の春は 何も無いです〜
正月
いづみは故郷甲府に帰る
お土産に葡萄酒を貰って帰る
子供の頃から心臓の弱い有介は
突然倒れる くも膜下出血
病院で 御他界
火葬
有介の遺骨を持って
有介の荷物をトラックに積んで
いづみは夕介と東京発 苫小牧行きフェリーに乗る
所要時間35時間
♪女の川に竿刺せば
溺れ溺れ痩せて行く〜
苫小牧到着
遺骨と荷物を静町の有介の実家に届ける
遺骨をお墓に入れる
襟裳岬へ行く
♪北の街では〜
悲しみを暖炉で 燃やす方法を発見したらしい
訳の分からない事で悩んで老いぼれて
歳月をひろい集めて 暖め合うらしい
襟裳の春は〜 何も無い
いづみは帰る
終
森進一の
同名ヒット曲を元にした
歌謡映画
襟裳岬は日本では北の方だけど
北海道では南の方です
襟裳の春は何も無いけど
悲しみを暖炉の燃料にする方法を発見して
世界的注目を集めたが
みんなが幸せになると燃料が不足し
持続不可能であると判明した
原子力発電所は事故の有無に関わらず
放射性廃棄物を産出し続け
その保存期間は100万年である
未だその保管場所は
見つかっておらず
現時点で原子力は
最もアンサステナブルなエネルギーであるが
知らないふりして使い続けている
数十年後か
数百年後か
どんな事になっているが
見てみたいが
そんなには生きられない
1975年 日本映画 94分
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