" 女の警察 "
監督 江崎実生
出演 小林旭
十朱幸代
青江三奈
小高雄二
梶芽衣子
牧紀子
槙杏子
藤竜也
加藤嘉
郷鍈治
十朱久雄
あらすじ、ネタバレ御免
銀座一帯に
バー キャバレーの数は ざっと1,200
ホステスが およそ15,000
日当2,000円から 月収100万超えまで
彼女達の収入を総計すれば月に数億を超える
その影には 飼育係が目を光らせている
旭も飼育係の1人
肩書きは銀座に7つの店を持つ十朱興業の
人事部長兼保安部長
ホステス達は旭を"女の警察"と呼ぶ
***
ホステス幸代はこの世界から
幸福な結婚生活に入った数少ない1人
相手は旭の大学時代の親友玖島
玖島が交通事故で.......
何だって!!
御他界
幸代曰く
玖島は殺された 間違いないわ!!
旭と小高は事件を洗う
8年前 玖島と旭と小高は同じ学部に在籍していた
玖島は総合雑誌の編集部に入った
小高は小さな興信所を開いた
玖島は2年前に幸代と結婚した
*
店の金60万を踏み倒したホステス芽衣子
*
clubCOSMOSのホステス 河童締めの紀子
河童締めの紀子が逃げおった
金融王嘉が渡した部屋の敷金80万を持ち逃げ
200万のミンクのコートも 180万のダイヤの指輪も
53万の応接セットも 23万のカラーテレビも
全部持って逃げおった
常連客国土開発公団課長藤代が関係しているに違いない
金融王嘉は"女の警察"旭に調査を依頼
*
ホステス杏子
旭に昼間から処女をあげちゃう
*
クラブの歌手三奈
背中の刺青を旭に見せちゃう
*
旭は紀子を探して広島へ
*
紀子の失踪は玖島の事故死と関係あるに違いない
整理しよう
玖島が会った3人
国土開発公団課長藤代
藤代とつながりのある佐本
佐本の義父の元鉄道次官詫摩
詫摩は工藤幹事長とツーカーの仲
工藤幹事長に取り入ってるのが宝部
宝部は広島一帯の土地を買い漁っている
こうして結ぶと日本地図と真相が浮かび上がる
これは 山陽新幹線 建設予定地買収に関わる汚職事件だ!!
山陽新幹線着工は1967年
新大阪〜岡山間は1972年開業予定
岡山〜博多間は1975年開業予定
玖島はその汚職事件を追っていた
紀子は 佐本が工藤幹事長にプレゼントした
*
旭は紀子のアパートを見つける
金融王嘉に黙ってる代償に寝る
千人に1人の河童締めを体感
*
国土開発公団課長藤代自殺
玖島に罠を仕掛け事故死させたのは
佐本に指示されたホステス芽衣子の紐竜也と
弟分鍈治だった
小高は佐本と竜也に殺される
竜也と鍈治は自分の仕掛けた罠に嵌り事故死
佐本も事故死?重傷?
終
日活の看板スターだった小林旭も
石原裕次郎に続き 頬っぺた宍戸錠化
肥満に歯止めがかからず二重顎
日活の業績の悪化も歯止めがかからず
ヌード 濡れ場で男性客を呼ぼうとするも
松竹にも抜かれ
遂に業界最下位に転落
いつか
こうなるような気がしてた
1969年 日本映画 83分
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